🎄ごめんなさい・いつもほんとうにありがとう・おかげさま と素直に言えるわたしでありたい 教会長 岩間由記子(『佼成』令和7年12月号「会長法話」を拝読して
いよいよ令和7年も12月を迎えました。佼成会は12月から令和8年次が始まります。
新しい年次の方針をうけて、只今、「令和8年仙台教会運営計画書」絶賛制作中です。
今年は、会長先生の米寿のお祝を皆さんと共に再開(再会)した本部参拝を通して、堪能したように思います。そして、お一人お一人が信仰の実りを味わったのではないでしょうか。
仙台教会も「地域感謝祭2025」の2年連続の開催、「一食を捧げる運動~地域貢献プロジェクト」を通して現実的に多くの方々と惜しみなくつながることが出来ました。ありがとうございます。
『佼成12月号の会長法話 みんなで奏でるハーモニー②求められる自覚と役割・すでに調和している私たち
「細胞は自分で働きながら他の細胞を助けているから、臓器が働くことができます。臓器も自分の働きをしながら、他の臓器を助けている」 (筑波大学名誉教授・村上和雄先生の言葉)
私たちの細胞同様に、人間が本来もつ調和する力を発揮しさえすれば「世界平和も不可能ではない」と理屈では言えますが、それが容易ではないことは誰もが知るところです。
人類の調和も世界平和も夢ではない~一人ひとりが日々を感謝でおくり、家族みんなが仲よく暮らし、それが隣近所にも影響して地域の人びとがなごやかにふれあう。さらに、平和でだれもが安心して生きられる国として他国からも信頼され、睦まじい関係を築く~家庭という細胞が健全であることが世界の平和につながると思うからです。家庭が「苗代」だというのも、家族が互いに仲よしであってこそ人としての道をわきまえた人格が培われ、そうして育った人たちによって世界平和という実りがもたらせると信じているからです。
・「国を愛する心」の真の意味
細胞の例にならえば、それぞれが自分の役割を果たし、利他のはたらきをすることで調和がもたらされるからです。
周囲の人と調和し、美しいハーモニーを奏でるには、まず自分の持ち味や役割を知り、精いっぱい果たすことが大切になります。そのうえで次に、自分以外の人の声や心によく耳を澄ますことが大切です。
『混乱する社会を救う言葉』
「ありがとう、おかげさま、お互いさま、ごめんなさい」をみんなが素直に伝えあえばその調和は長くたもたれるはずです。 (理論物理学者 佐治春夫)
令和7年の結びにあたり、世界を見れば、戦争・紛争が終わらないという状況。会長先生からご法話を頂戴しました。その中で、私たちの身体を通して、人間の持つ大調和の不思な世界にあらためて気づかされました。私たちの遺伝子番号の中に、助け合いのネットワークともいえる利他の心・精神が組み込まれているとしか思えない気がしています。
開祖さまのお言葉を通して「愛国心」~ほんとうに平和な国にしたいと念(おも)う心です。
安心して暮らせる国を子や孫に残したいと願い、他国の人もそれぞれ同様に自国を愛しているのだから、お互いに戦争などできないと強調する心のことです。それは、他を敬(けい)することでもあり、ときに自己を省(かえり)みて恥(は)じることで向上の原動力にもなる愛国心です。
まさしく、このように国を愛する心は、目の前の家族や友人との関係性のなかで素直に感謝の言葉が伝えられない時、「ごめんなさいね。いつもほんとうにありがとう。おかげさま」と素直に言える私でありたいと思います。
今年一年を振り返り、忙しかった心をよく見てみようと思います。そして、周りの方々の想いにお応えして新しい年を迎えたいものです。やっぱり、忙しい師走ですね。
岩間由記子



















