💎 庭野日敬開祖「一日一言」~毎日のことば~(令和4年4月)

2022.04.01 使用写真

 今年も4月を迎えました。8日にはお釈迦さまの「降誕会」を迎えます。すべての人の真の救いを希求されたお釈迦さま。今月は、そのお釈迦さまの教えを中心とした庭野日敬開祖の珠玉のおことばを「一日一言」と題して、毎日更新し、1つずつご紹介していきます。

【4月30日 生かされている④】
 動物や草木も、山や川という自然の存在も、みんな等しく宇宙の大生命、久遠の本仏の現われなんだ、自分と根が一つの命なんだ、と教えているのが法華経の教えの神髄です。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月29日 生かされている③】
 生かされている悦びと感謝は、共に生かされている人間仲間と、すべての生物・無生物に向けられなければなりません。多くの人がこの悦びと感謝に徹してこし、人間社会に真の平和がもたられるのです。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月28日 生かされている②】
〈生かされている〉という自覚、それに対する自然な感謝、それこそが人間らしい心のおおもとであり、この世を住みよくする根本的な精神なのであります。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月27日 生かされている①】
 自分は自分で生きているのではなく、天地のすべてのものに生かされているのです。(『庭野日敬法話選集』より)

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【4月26日 信仰心③】
「仏を心から信じ仰ぐ」―この信心がキチッときまりますと、あとはとやかくいう必要はありません。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月25日 信仰心②】
 純真な心で法を理解したところに、純真な信仰があり、そこに強力な「信」が生まれます。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月24日 信仰心①】
 仏教でいう信仰は、ただ信ずるというのではなく、真理にめざめて信ずるのです。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月23日 仏性開顕②】
 仏性を磨き育てることによって人間が変われば、環境も変わり、生活も変わっていくことは必至なのです。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月22日 仏性開顕①】
 遠い西のかなたに浄土があるのではなくて、すべての人びとが本然の姿である仏性を開顕したときに、苦の娑婆であったこの世界が我此土安穏(がしどあんのん)・天人常充満(てんにんじょうじゅうまん)の状態となるのです。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月21日 仏性②】
 仏性こそは、われわれ人間の実相であり、〈真〉〈善〉〈美〉を完全にそなえたものであります。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月20日 仏性①】
 法華経が教える仏性の自覚は、「自分の本質は宇宙の永遠のいのちと一体である」ことをみつめることです。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月19日 本当の愛②】
 他人が苦しんでおれば、自分も苦しい。こういう一体感を愛情といい、慈悲というのです。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月18日 本当の愛①】
 本当の愛とは、信に裏づけられ、信と一体になった愛でなければなりません。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月17日 智者とは②】
 智者というのは、人を愛し、人と調和することの高貴な喜びを知っている人をいいます。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月16日 智者とは①】
 智者というのは、自分のすることが、どんな結果を生み、他にどんな影響をおよぼすかを、あらかじめ見きわめることのできる人です。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月15日 釈迦牟尼仏御命日 自分のいのちの無限さを】
 宗教の世界は、日常生活の世界よりはるかに広い、無限の世界です。その無限の世界を学び、知り、そこに自分のいのちの無限さを発見するのが信仰であります。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月14日 楽天家】
「庭野さんは、ほんとうに楽天家ですね。どうして、そうのんきに構えておられるのか、何か秘訣があるのですか」と、よく聞かれます。別に秘訣なないのですが、私は、どんなことでもよいほうに変えられるのだと信じ、どんなことがあっても余計な心配はしないことにしているのです。(中略)
 私は、どんな問題であっても人が原因で生まれてきた問題は人の力で解決できないことはないはずだ、と考えることにしているのです。(『人生、心がけ』より)

【4月13日 事をなす】
 事がならないのは、人がなさないからなのです。どうしてもやり遂げようという気持ちがなくては、何ごともなるわけがありません。まず自分にとって損か得かの思惑を超えて、愚に徹する。私はよく大馬鹿者になれと言うのですが、そうすれば必ず把手共行(はしゅきょうこう)、つまり手を把(と)って共に行こうという同士が集まってきて手を貸してくれるものなのです。
 まず本腰を入れて「よしやるぞ。必ずできるのだ」と自分に言い聞かせる。そう心に刻みつけておくことが、どれだけの力になるかはかり知れません。いまにして私はつくづくとそれを思うのです。そして、行動する中で祈り、念ずることです。(『人生、心がけ』より)

【4月12日 菩薩行】
 初めは自己中心の心が混じっている利他行であっても、それを続けることによって、内なる仏性が磨かれて顔を出してきます。それに応じて、だんだんと心からの喜びをともなった菩薩行になっていくのです。(『人生、心がけ』より)

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【4月11日 合掌の姿】
 インドでは右手を清浄な手、左手を不浄な手とします。その聖なる手と不浄な手を合わせると合掌になります。その合掌は、聖なるものにあこがれながらも、一方では欲望に引きずられる自分の弱さを知って、「こんな不完全な私ですが、どうぞよろしくお願いします」という祈りの姿とも言えましょう。
 この合掌の姿ほど人間の真実を示す正直な姿はないと私は思うのです。(『人生、心がけ』より)

【4月10日 われわれの依りどころ】
 われわれの依りどころとすべきものをひっくるめていえば、「仏」「法」「僧」の三つに帰するわけです。すなわち「仏」を心の依りどころとし、「仏の教え」を心の依りどころとし、「同信の人たちの集まり」を心の依りどころとすれば、正法をあやまりなく日常生活に実践することができるのです。そのゆえにこそ、われわれ仏教徒はつねに「三宝」に帰依するのであります。(『法華経の新しい解釈』)

【4月9日 久遠の本仏】
 久遠の本仏は、宇宙の真理として根元の大生命として、常住不滅であり、一切衆生をはじめ宇宙に存在するすべてのものの中に充ち満ちて、すべてのものに生命を与えています。(『開祖随感』より)

【4月8日 釈尊降誕会 仏教の人間観】
 みなさんもご存じのように、日本国憲法の前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」という言葉があります。
 平和を望まない人はおりません。それなのに世界の歴史は戦争の連続で、そのため人間というものに絶望して、戦争はとうてい避けられぬものと悲観してしまっている人も少なくありません。確かに、人間はそうした一面を持っています。
 仏教では、すべての人間に十界(じっかい)がそなわっていると教えます。十界とは、迷いと悟りの世界を十種類に分けたもので、地獄界、餓鬼界から、菩薩界、仏界にいたるまで、同じ人間にそなわっていることを教えています。
 人間は、一人ひとりが菩薩や仏になれるすばらしい可能性を持つと同時に、争いを好む修羅(しゅら)の心や、畜生にも等しいあさましさを持っているというのが、仏教の人間観です。お釈迦さまもまた十界を具有しておられるのですが、それを完全に制御する力をそなえられているのです。これが仏です。そして、その制御の方法を教えるのが仏教なのです。(『開祖随感』より)

【4月7日 人間の生命に対する冒瀆(ぼうとく)】
 現代の戦争は、昔のように戦場におもむく兵士だけが危険にさらされるのではなく、直接戦争に参加していない一般市民までもが一挙に生命を奪われてしまいます。しかも、想像を絶するような殺戮をもたらす核の恐怖のもとに世界が置かれているのです。これこそ人間の生命に対する冒瀆(ぼうとく)です。私たちは、核兵器廃絶、軍縮問題に全力で取り組まねばなりません。(『開祖随感』より)

【4月6日 ありのままを】
 お釈迦さまはありのままを悟ったのです。ないことを悟ったのではない。そのあることを、あるとおりによく見抜かれたのです。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月5日 大慈悲心】
 お釈迦さまが悟りを開かれて、すばらしい境界に到達されたその本は何かというと、それは大慈悲心から出てくるところの求める心です。慈悲がなければ成道はなりません。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月4日 お釈迦さまのおこころ】
 何十万年かかろうが、何百万年かかろうが、人間のすべてを仏の境地に導きたい、いやそれは可能である―それがお釈迦さまの広大深遠なお心なのです。(『庭野日敬法話選集』より)

4月3日 平和への実践者】
 お釈迦さまは、歴史上たぐいなき平和思想家であったばかりでなく、徹底したその実践者でもあられたのです。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月2日 お釈迦さまがお示しくださったこと】
 お釈迦さまは奇跡を望んでおられません。お釈迦さまがお示しになっているのは、自分自身の歩みや行動を正していくことがどれほどたいせつか、そしてそれを実行し続けることが、どんなに値打のあることかというものであります。(『庭野日敬法話選集』より)

【4月1日 全人類に必要とされて】
 お釈迦さまがこの世にお生まれになったのは、けっして偶然ではありません。全人類がそれを必要としたために、宇宙法がそこに出現させたのです。(『庭野日敬法話選集』より)

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