「一食地域貢献プロジェクト」は、困難な状況に直面している方々に寄り添い、支えていこうという志などで活動を展開している団体に、一食を捧げる運動で頂いた浄財の一部を支援し、思いやりのあふれるあたたかい地域づくりを目指すプロジェクトです。仙台教会ではこれまで 2015 年から毎年一団体ずつ支援させていただいており、今年度は、「NPO 法人 仙台夜まわりグループ」さんに決定しました。令和 3 年 11 月 14 日、宮城野区宮千代にある事務所を訪問し、目録(支援金額 10 万円)を贈呈いたしました。
「仙台夜まわりグループ」さんは、路上生活者や生活困窮者の方々に寄り添い、自立支援活動を 20 年以上に渡って続けておられる団体で、その活動は「安否確認のための夜まわり」「炊き出し」「衣類・日用品の提供」「住宅の提供」「衛生改善事業」「行政との窓口役」等々、多岐にわたっています。
路上生活に至る背景には、私たちの暮らす社会のあらゆる課題が、凝縮されていること。そして制度の狭間にいる方々を支えきれていない行政上の問題があることを、理事である青木事務局長さんより教えて頂きました。今後も引き続き、このような社会の貧困問題に関心をよせ、救われをお祈りすると共に、一食を捧げる運動に取り組んで参ります。
併せて、「仙台夜まわりグループ」さんから頂いたメッセージを紹介いたします。
この度は立正佼成会仙台教会さま「一食地域貢献プロジェクト」のご寄付を賜り心より感謝申し上げます。皆様が、心傾け、祈り、お捧げくださった献金は、路上生活を余儀なくされている方々への、今日を生き、明日へと希望をつなぐ食料とさせていただきます。
公園での炊き出し、施設内での食事会や大人食堂には、毎回、新しく路上に陥った方が来られます。ホームレスの方々にとっては、過酷な東北の冬、低栄養による病死、餓死、凍死などがないようにとの皆様の温かな気持ちと願いを込めて、大切に使わせていただきます。
様々な課題を抱えているホームレスの方々が自律していくための道を切り開いていく活動のお支えを感謝し、今後ともお励ましをどうぞよろしくお願いいたします。