庭野開祖 生誕110年「開祖さま生誕会」が挙行されました。
- 2016/11/15
- 教会からのおしらせ
立正佼成会の創立者である庭野日敬(にわのにっきょう)開祖は、1906(明治39)年11月15日、新潟県中魚沼郡十日町大字菅沼(現在の十日町市菅沼)に生まれ、今年ちょうど「生誕110年」を迎えます。
11月15日、仙台教会では「開祖さま生誕会」として、ご来賓、会員、未会員を合わせて、約1000名の人が参集して式典が挙行されました。
式典では、仙台教会支部長、壮年部、婦人部、青年女子部による奉献の儀に続いて、立正佼成会本部 大聖堂(東京都杉並区)にて行われている式典の模様を衛星放送を通じてライブで視聴し、「庭野開祖の足跡」、「庭野会長の法話」を通して、改めて庭野開祖の歩まれた道、教えの尊さを振り返りました。
庭野会長は『当来の経済学』(木内信胤著、1979年刊)の内容を紹介し、その上で、
「私たち一人ひとりが《真実の原因=真因》であって、父母を縁にして生まれてきました。ですから、悟りに到達する《真因》は自分自身であります。この世の中のすべては仏性でありますから、自分が《真因》となって、この世界の中で仏道を歩むことが大切です」
との趣旨の法話を述べました。 その後、式典の結びとして近藤雅則教会長が登壇し、
「本日は、開祖さま、ご生誕日、誠におめでとうございます。私たちをお救いくださった開祖さまのことを思い、今こうしてここにあることを感謝して、今日は家族みんなで、ぜひ自分や我が家が救われてきた道を振り返って‟温習”(自分がどういうことで救われてきたのかを復習、おさらいすること)してください。
また、開祖さまはそのご著書『この道』で次のように書かれています。
佼成会の会員にとってのいちばんの修行は、法華経の教えによって人さまをお救いすることであり、その修行によって、自分も法華経の教えをしっかりと身に体し、仏への道をともに歩むことにある。その修行がお導きであり、手どりであり、あるいはまた、いろいろな奉仕である。(382ページ)
最初は私をふくめてわずか三十人足らずで歩き始めた細い道が、いまかたちをなして、この道を歩めばだれもが幸せになれる、と認めてもらえるようになった。だから私はみなさんに、私たちが歩んできたこの道を歩いてほしいのである。私を超えて、さらに前進しつづけてもらいたいのである。
その大道は、みなさんから遠く離れたところにあるのではない。みなさんのその足下がそのまま大道になるのだということを、忘れないでいただきたい。(412ページ)
仙台教会も新しい体制のもと、大きく変わっていきます。‟大変だ”とすべてを愚痴として受け止めていくか?すべては仏さまが自分を高めてくれる説法と受け止めていくか?その受け止め方で人生が180度、違ってしまいます。ぜひ、何事も愚痴ではなく、喜びと感謝の心でスキッと受け止めて、開祖さまを見倣い、人さまのため、世の中のために歩んで参りましょう」
と述べ、式典は無事終了いたしました。