🎍 令和四年 新年のご挨拶 教会長 近藤雅則
- 2022/1/1
- 教会からのおしらせ
新年 明けましておめでとうございます。
穏やかで透き通るような晴天のもと、令和四年を迎えることができました。
仙台教会では、皆さんのご理解とご尽力をいただき、「元旦参り」を行いました。コロナ禍であるため、元日の午前9時から午後1時までの四時間に限り、自由参拝の形で行いました。10時から読経供養、教会長の挨拶、姓名鑑定、ご朱印の配布、記念撮影など行いました。
教会内は検温、アルコール除菌、マスク着用、三密を避けるほか、除菌機を設置し、銅イオンコーティングを施し、最高レベルの感染防止対策を行うことで、皆さんが安心してお参りできるようにしました。
”一年の計は元旦にあり”という言葉通り、元日をどう迎えるかで、その年のあり方や運勢にも大きく影響すると思います。朝早く起きて、お屠蘇(とそ)を頂く前に仏さまにお参りし、新年の心構えをつくる。こうすることで、きっと素晴らしい一年になるに違いありません。
元旦参りについて、私なりに、もう一つの思いがありました。
天皇陛下は、元日に東西南北の空に向かい、次のように祈られるそうです。
「もし今年、日本に災いが降ってくるのであれば、まず私の体を通してからにしてください」
これを四方拝というそうです。国民の皆さんが災いを被るようであれば、私の体に集めてください、と神さまにお祈りをされる。
このことを知り、私は大変感動いたしました。そして、私も
「もし今年、仙台教会の皆さん、さらに宮城県の皆さんに災いが降ってくるのであれば、まず私の体を通してからにしてください」
と祈る私でありたいと願ったからでした。
会長先生は、年頭法話の中で、
”建国以来、日本人が、さまざまな困難と直面しながらも、日本特有の豊かな文化、伝統を築いてこられたのは、いつの時代も天皇が国の柱石となり、そのもとに国民が「和」となって努力してきた結果と申せましょう”
と述べられています。
天皇陛下の四方拝のことを知り、会長先生のこのことばの意味が深く理解できたように感じました。日本国民の一人としての誇りと責任を持ち、立派な国を打ち立てていく思いを強く致しました。
令和四年が、皆さまとご家族にとって生き生きとした有意義な一年でありますように、そしてご健勝とご多幸を心からお祈り申しあげます。
本年も何卒よろしくお願い申しあげます。
合 掌
令和四年 元旦
立正佼成会仙台教会
教会長 近藤雅則