💎 庭野日敬開祖「一日一言」~毎日のことば~(令和4年3月)

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 今年も3月を迎えました。5日には本会の「創立記念日」を迎えます。世界の平和が大きく崩れようとしている今日。人格完成、そして家庭、社会、国家、そして世界の平和を希求し、庭野開祖は「立正佼成会」を創立しました。今月も庭野日敬開祖の珠玉のおことばを「一日一言」と題して、毎日更新し、1つずつご紹介していきます。

【3月31日 恐怖心にもとづくもの】
 すべての軍備は恐怖心にもとづくものです。

【3月30日 無我の教え】
 すべては縁によってつながりあち、縁を離れて自分というものもないのだとはっきりと自覚することが、お釈迦さまが説かれた無我の教えです。その縁を大切にすることで、自分が幸せに導かれ、逆に、縁をおろそかにして自分勝手を通そうとすると、自ら不幸を招くことになってしまいます。
 縁とは出会いとも言い換えることができましょう。一つ一つの出会いを大切にすることが、無我に通じているのです。(『開祖随感』より)

【3月29日 教えのとおりに】
 法華経は「切れば血の出るご法」といわれます。実行すれば必ず結果が現れる真理の教えという意味です。
 私たちのこの社会・世界に起こる出来事は、さまざまな因と縁のからみ合いで生まれてきます。それは、仏さまと仏さまの間でしか分からないような甚深微妙(じんじんみみょう)の世界なのですが、その世界の実相を悟られ、それにもとづいて示された教えどおりに実行すると、だれにも必ず同じ結果が現れてくるのです。(『開祖随感』より)

【3月28日 信念を持って道を示せる人を】
 常識的に考えると、「そういっても、軍事力がなくてはやはり不安だ」と心が揺れ動く人も多いと思うのですが、宗教者は自分の信じる教えの実践を通して、「本当の安全は、相手を許し、受け入れるところにある」と、自分の体験でしっかりつかんでいるはずです。恐れず、迷わず、決然とそれを言いきることができるはずです。人類の運命を分ける大問題が次々と起こってくるときに、信念を持って道を示せる人を一人でも多くつくりださなくてはなりません。(『開祖随感』より)

【3月27日 お導きの心構え】
 お導きをするには人さまを思う気持が一番ですよ。出会う人、出会う人に真心から「幸せになっていただきたい」という気持になることです。
 それから、『法華経』の28番に「諸仏に護念せらるることを為(え)」とあるように、諸仏諸天善神が私をお守り下さっている、という自信を持つことです。(『躍進』より)

【3月26日 欲望は人間の本能】
 ある程度の欲望は人間の本能なんだから、出家修行者は別として、普通の生活をしている人はムゲにそれを抑えることはないんです。欲望によい方向を与えてこそ生きがいも出てくるし、生活も向上するしで、楽しい人生を送ることができるんです。(『躍進』より)

【3月25日 ほほえみ】
 いつも人さまにほほえみをもって接するのも、立派な菩薩行なのです。(『開祖随感』より)

【3月24日 感謝のこころから】
 これまで無事に過ごしてくることができたのは、とても自分一人の力などではなかったのだと気づけたら、いやでも周りの一人ひとりに感謝せずにはいられなくなります。
 その感謝から、謙虚さ、優しさ、明るさが生まれてくるのです。(『人生、心がけ』より)

【3月23日 正しい信仰】
 尊いのは教えそのものです。そして正しい信仰とは、その尊い教えを受持し、修行し、実行するところにあるのです。このことは、われわれの信仰生活の基礎となる大切なことがらですから、いやが上にも強く心に刻みこんでおかなければなりません。(『法華経の新しい解釈』より)

【3月22日 だからこそ、こうして私は】
 以前、『私の履歴書』(日本経済新聞社)にも書いた記憶がありますが、世界宗教者平和会議でベルギーに行ったときに、ブリュッセルのある放送局の記者から、「庭野さん。あなたは、こんな活動で世界に平和が実現すると思っておられますか」と尋ねられたことがありました。
 その問いに私は、こう答えました。
「いやいや、世界平和はとても困難です。だからこそ、こうして私は全力を尽くしているのですよ」
(『人生、心がけ』より)

【3月21日 春分の日 平和実現のために腹を決めて】
 世界平和ということを、簡単に口にする人はたいへん多いのですが、さてこれを実現するとなると、容易なことではありません。いつも私が言うことですが、戦うというようことよりも平和をほんとうに維持することの方が、もっと勇気を要するものであります。したがって、平和を云々するからには、私どもがしっかりとした腹を決めて根強く叫んでいかなければ、実現できるものではありません。(『佼成』より)

【3月20日 平和の燈火(ともしび)を】
 世界の平和境などというものは夢物語にすぎないと言う人もいます。これもまた大きな誤りです。もちろん、盲目的な確信であってはなりませんが、ひとりがひとりの胸の中に平和の燈火を点じた=仏性開顕=とき、そこに、それだけ平和境が実現しているのです。(『躍進』より)

【3月19日 子の笑顔】
 日蓮聖人の御遺文の中に、「親によき物を与えんと思いて、せめてする事なくば一日に二三度笑(え)みて向えとなり」(上野殿御消息)とあります。親に何かいい物をさし上げて喜ばせてあげようと思っても、何も上げるものがなかったら、せめて一日に二、三回、笑顔を見せなさい……というのです。子の笑顔、それこそ親にとって最高の贈り物といっていいでしょう。(『躍進』より)

【3月18日 功徳の母】
 私たちの日常生活におきましても、事をなすにあたって半信半疑の気持ちでおりますと、なかなか事はスムーズに運ばないものであります。まして信を基盤におく私たち信仰者というものが、せっかく功徳を積みながらも、心に疑いがあったのでは、悟りの花は開きません。すなおになって信じることこそ、仏道修行のなによりもたいせつな姿勢であり、功徳の母ともいえるのです。(『佼成新聞』より)

【3月17日 やむにやまれぬ気持ちで】
 わずか二十人や三十人の少人数で、真理を持(たも)って会を立てようとしたときの私どもは、大きな会にしようというような野望はもっておりませんでした。ただありがたくてやむにやまれぬ気持ちで仏さまのみ教えに帰依させていただきたいという一語につきると思います。(『庭野日敬法話選集』より)

【3月16日 感謝と感激】
 どんどん幸せになっていく人の場合は、いつも心の底から感激し、感謝する心を失うことがないのです。それが、どの人にも共通しているのです。
 信仰の本当の功徳、人の幸せのもとは、、感激と感謝、この一語に尽きると言いきって間違いない、と私は思っているのです。(『開祖随感』より)

【3月15日 地球という一つの家に】
 互いに地球という一つの家に住む家族同士、きょうだい同士として、心を通わせ合い、助け合い、支え合う関係をつくり上げなければなりません。世界の宗教者が心を一つにして、全力を尽くすべき時がきているのです。(『開祖随感』より)

【3月14日 融和の思想】
 人類の対立抗争の歴史を調和の歴史に切り換えるのには、仏教の融和の思想がどうしても必要だと私は思うのです。それを実践する私たちの菩薩行こそ、今日の世界でなによりも大切なものといえましょう。(『開祖随感』より)

【3月13日 宗教者の大道】
 宗教者であるならば、社会のすべての人と力を合わせ、その力を結集して、明るい社会をつくり、世界中の宗教者の協力によって世界平和を実現していく。その土台石になる決意を持たなくてはなりません。それこそが今日の宗教者のあゆむべき大道であると私は信じて疑わないのです。(『開祖随感』より)

【3月12日 一人が一人を導く】
 真理といい、精神といっても、それが動き出してこそ価値を発揮するもので、何もしないでジッとしていたんでは、死物に過ぎません。だから、法華経では実践ということを何より強く教えているのです。したがって、法華経を信奉する立正佼成会は、何よりもまず実践を重んずる教団なんです。その中でもいちばん強く要請される実践が、「一人が一人を導く」ということになるのです。(『躍進』より)

【3月11日 私たちの平和運動】
 われわれの平和運動はけっして手を緩めてはならなにのです。軍事大国に粘りづよく呼びかけて、人類の生き方の根本義に目を覚ましてもらわなければならないのです。(『躍進』より) 

【3月10日 仏さまからの委託】
 キリスト教では神から与えられた御役を召命(コーリング)と呼びます。自分は神から指名を受けた者という使命感を固く心に刻んで、この社会に神の正義を実現しなければならない、という決意に立っているのです。
 私たち仏教徒も、ご法のお役は仏さまから委託されたものという使命感に立たなくてはなりません。(『開祖随感』より)

【3月9日 万人の幸福を】
「立正佼成会でいちばん欲張りなのは私ではないかと思う」と私はいつも言うのです。それは、法華経の教えによって全人類が幸福になってほしい、全世界が平和境になってほしいという大欲、遠大な望みをもっているからです。これほど欲張りな人間はいないことになりましょう。
 お釈迦さまのお弟子に、夜も眠らずに修行をして失明してしまった阿那律(あなりつ)という人がいました。あるとき衣のほころびを縫おうとしましたが、針に糸が通せません。「どなたか、私のために功徳を積んでくださる方はいないだろうか」と声をかけると、すぐさま「私に功徳を積ませてほしい」という声がありました。それがお釈迦さまのお声だったのです。阿那律が驚いて「世尊ほどの方が、さらに功徳を積んで幸せを求められるとは……」と申し上げると、お釈迦さまは「私こそ、だれよりも功徳を積んで幸せになりたいのだよ」と静かに答えられたと伝えられています。
 まことに、ほのぼのとした人間味のあるお言葉です。仏道修行というと、なにか世俗の幸福に背を向けた一部の人がすること、といった感じがいなめませんが、お釈迦さまは、あくまでも万人の幸福を求めつづけられたのです。(『瀉瓶無遺』より)

【3月8日 朝のこない夜はない】
「朝のこない夜はない」と言います。人生は闇だなどと思い込まず、闇の夜のあとには必ず朝がくることを信じてがんばろう、という励ましの言葉です。暗い夜があるからこそ、明るい朝を迎える喜びがあるのと同じに、悩み苦しみがあるからこそ、救われる喜びがあるのです。(中略)
 苦しみに体当たりしてこそ活路が開け、そうして体でつかんだ喜びが、苦しむ人を救う力になっていくのです。(『開祖随感』より)

【3月7日 平和をつくる者】
 一つの国だけでは世界の平和はつくれません。世界中の人びとが心を合わせて力を出しあわなければならないことは、だれもがわかりすぎるほどわかっています。けれども、それぞれ自分の国が最大だと思っている国々が、平和裡(へいわり)にまとまるというのは、たいへんなことなのです。
 身も心もすり切れるほど苦労して、世界平和を目ざして努力しても、成果はすぐに現われるものではありません。しかし、これはどうしても努力し続けなくてはならないことなのです。(『人生、心がけ』より)

【3月6日 自分の幸せを守りたかったら】
 利己主義というと、自分の利益のためには人を蹴落としてもかまわないといった、あこぎな生き方を考えますが、それだけでなく、自分の幸せ、一家の幸せだけを考えて人のことまで心配している暇はない、と考えるのもまた利己主義です。
 うっかりすると私たちはすぐその利己主義に陥ってしまうのですが、お釈迦さまは逆に、自分の幸せを守りたかったら人さまの幸せを考えなさい、と教えるのです。不思議なことに、それによって知らぬまに自分が幸せになってしまうのです。教えどおり実践してみると必ずそれが分かります。(『開祖随感』より)

【3月5日 創立記念日 誇りを持てる佼成会に】
 私どもは、どんな人も幸せになれる教えをいただいて、それを「みなさんにお分けしなければ」と、ただそのことだけに自分を忘れて打ち込んできました。それが、なによりもの生き甲斐であり、誇りだったのです。佼成会の活力の源泉はそこにあったといえましょう。(中略)
 みなさん一人ひとりの力で、さらに誇れる立正佼成会に育て上げていくのが、私たちのこれからの大仕事です。(『開祖随感』より)

【3月4日 本仏釈尊本尊像を大聖堂に勧請】
 昭和三十九年三月四日、いよいよ大聖堂の完成を期して、〈本仏釈尊本尊像〉の入仏式を厳修(ごんしゅう)しました。
 仰ぎみるご本尊は、三十二相を具え、多宝如来と四菩薩を従えて金色さん然と輝き、そのご本体からは久遠の生命に充ち満ちた無限の慈悲と智慧の光があふれいでて、まことに世界全人類の大光明としてふさわしい、文字どおり一閻浮提(いちえんぶだい)一のご本尊といえましょう。
 教主釈尊のご本懐であらせられ、さらに日蓮聖人のご本懐である〈本仏釈尊本尊像〉を仰ぎ見て、感激の涙がこみあげてくるのをどうすることもできませんでした。(『本尊観の確立のために』より)

2016年「復興親子団参」より(縮小版)

2016年 仙台教会「復興親子団参」より

【3月3日 新しい平和モデルの創造を】
 もはや、人類は戦争をしている余裕など全くないのであります。その意味で私たちは、今こそ宗教心を土台にした、新しいモデルの創造に取り組まねばならぬのであります。
 世界はいまや偏狭なナショナリズムを超えて地域主義に、そして、やがては地球主義に向かわざるを得ないことは明白であります。しかし、そのためには人間の心がエゴから解放され、すべてはもちつもたれつの相関関係にあって、他から孤立して、存在するものは一つもないという、仏教の諸法無我の真理を認識し、愛に目覚めることなくしては、地球主義も世界共同体も成り立たないことは必定であります。
(「第三回世界宗教者平和会議」開会合同礼拝式の挨拶より抜粋 昭和54年8月30日 ニューヨーク、セントパトリック大聖堂にて)

【3月2日 創造と調和】
 ひとりびとりの人間が、自分の性格に応じ、才能に応じ、職業に応じて、〈自分をも、他人をも、社会全体をも、幸せにする物事〉を絶えず創造していくならば、そういう創造のはたらきは、天地の真理に合致したものでありますから、必ず大きなところで調和をかもし出すものです。
 ひとりびとりの創造のはたらきが、目に見えぬところで総合され、大きく調和しつつ流れていく。それが調和して流れていくかぎり、人間は内側からわく勤労意欲に刺激されながら、楽しく働き、快く生きていくことができる。これが、ほんとうの安らぎです。そして、そのような創造と調和の状態こそが、人類窮極の理想のすがたであると言わねばなりません。(『仏教のいのち法華経』より)

【3月1日 現実の平和は、ただ一つ】
 仏教には仏教の考える平和があり、キリスト教にはキリスト教の理想とする平和があり、自由主義には自由主義の平和像があり、共産主義には共産主義の平和理論があるでしょうけれども、現実の平和は、ただ一つです。(『庭野日敬法話選集』より)

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国連軍縮特別総会(1978年6月)にてNGOの代表として世界の平和を訴える庭野開祖。その精神は今も佼成会員一人びとりの心と実践にしっかりと受け継がれている。

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