💎 庭野日敬開祖「䞀日䞀蚀」毎日のこずば什和幎月

2021-55

 月も『法華経』を所䟝しょえの経兞ずする立正䜌成䌚の本尊である「久遠の本仏さた本仏釈尊」に぀いお、庭野開祖のおこずばを「䞀日䞀蚀」の圢匏でご玹介したす。

【月日 仏性の本質】
 仏性ずいうもののギリギリの本質は、宇宙の究極の実圚でありたす。人間を含む䞇物の根源である倧生呜でありたす。『庭野日敬法話遞集』より

【月日 ずもに働いおくださっおいる】
 自分のこれたでをふり返っお、特別な苊劎や、ずりわけ倧倉なこずがあったずは思わない。神仏は、どこにおられるかではなくお、働きであろう。私たちが利他のために働くならば、そこに神仏は必ずおられお、ずもに働いおくださるのがはっきりず信じられるようになるのである。私はそう信じお、これたで歩んできた。『この道』より

【月日 すべおの人に仏性瀌拝】
 人間関係の出発点は、盞手も自分ず同じ喜びや悲しみ、願いを持っお生きおいるのを知るこずです。法華経の垞䞍軜菩薩の仏性瀌拝行も、それを心に刻み぀ける行ずいえたしょう。コンピュヌタヌ化が進めば進むほど、すべおの人に仏性瀌拝が欠かせないものになっおくるず思うのです。『開祖随感』より

【月日 本仏の姿、説法】
 本仏を信じおその教えを実践しようずする人は、芋聞するこず経隓するこずのすべおの䞭に、本仏の姿を芋、その説法を聞くこずができるのです。『庭野日敬法話遞集』より

【月日 人生にむだはない】
 苊しみにぶ぀かったずきに、「仏さたが、この苊しみを通しお同じ苊しみにある人たちを救う力を䞎えおくださるのだ」ず受け止められるようになるず、力が内からわき䞊がっおきたす。その力が道を開いおいくのです。
「無甚の甚こそ倧切」ずいいたす。人生でぶ぀かるさたざたな苊しみ、むだな回り道ず思えるこずも、すべお将来に生きおいくのです。『開祖随感』より

【月日 花開く時 蝶来きたり】
 良寛さんの挢詩に「花開く時蝶来り、蝶来る時花開く」ず読む察句がありたす。自然のありのたたの姿を芋れば、花のいのちず蝶のいのちは互いに呌びかけ合っお、䞀぀に通い合っおいるのです。
 仏さたず私たちの関係も、これず同じこずでしょう。仏さたは垞に私たちに倧慈悲心をそそいでくださっおいるのですが、それを知らないたたに過ごす人もいたす。いたの人たちは、䜕でも自分の意思で行動しおいるように思いがちですが、じ぀は、仏さたの倧きな力にうながされおいるのです。『我汝を軜しめず』より

【月日 法華経を行ずるには】
 法華経を行ずるには、久遠実成の本仏が自分に生きおいなければだめです。自分のやっおいるこずは、本仏がさせおくださっおいるのだ。本仏は私を生かしおくださっおいる。生かされおいる以䞊、本仏の本願にかなったこずをさせおもらわなくおはならない―そういう気持ち、自信が倧切なのです。『庭野日敬法話遞集』より

【月日 仏さたはけっしお芋攟さない】
 過去も珟圚も未来も、仏さたは䞀貫しお、わたしたちのそばに぀いおいおくださるずのこずです。仏さたは「垞に歀ここに䜏しお法を説く」ずおっしゃっおいるのです。仏さたから芋攟されたような気持ちになる人もいるでしょうが、仏さたは、けっしおわたしたちを芋攟すこずはないのです。『笑顔のさきに「垞䜏歀説法」』より

【月日 お任せ】
 倩に任せる、神に任せる、仏に任せる ずいえば、珟代の人は、「自分以倖のものに任せるずは卑怯な態床ではないのか。無責任ではないのか」ずいいたがりたす。䞭略なにも自分以倖の盞察的な存圚に任せるのではありたせん。この宇宙を぀くり、この宇宙を動かしおいる絶察な生呜・絶察な理法に任せるのならば、自分自身もその生呜・その理法のなかにいるのですから、けっしお他のなにものかに任せおいるのではないのです。『人間ぞの埩垰』より

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【月日 修 行】
 修行には、“善いこずを、心をこめお、繰り返す”ずいう䞉芁玠が絶察に必芁で、その䞀぀でも欠けたら修行ずはいえたせん。䞭略
 そうしおいるず、必ず「自分は仏さたの倧いなるいのちに生かされおいるのだ」ずいう信念が、次第次第に心に定着しおいきたす。それでもただアダフダだず感ずる人は、事あるごずに、おりに觊れお「自分は仏さたの倧いなるいのちに生かされおいるのだ」ず心の䞭に唱えなさい。䞀日に十遍でも、癟遍でも、思い出すごずに唱えるのです。『躍進』より

【月日 衆生本来仏なり】
 「衆生本来仏なり」、私たちはみな仏さたの子ども同士です。そのこずを本圓に自芚できるず、毎日がガラリず倉わっおしたうのです。
 仏である自分が我を出しお、欲ばったり、怠けたり、愚痎をこがしたり、人を恚んだりしおはいられたせん。「なにか、人さたに喜んでもらえるこずをさせおもらわなくおは」ずいう心が、ふ぀ふ぀ずわいおきたす。『開祖随感』より

【月日 生かされおいる悊び】
 生かされおいる悊びず感謝は、共に生かされおいる人間仲間ず、すべおの生物・無生物に向けられねばなりたせん。倚くの人がこの悊びず感謝に培しおこそ、人間瀟䌚に真の平和がもたらされるのです。たんなる理論や䞻匵だけでは、ずうおい平和などやっおくるものではありたせん。たた、倚くの人がこの悊びず感謝に培しおこそ、人間ず自然ずの共存関係も回埩できるのです。『䜌成』より

【月日 い぀も、いらっしゃる】
 『経兞』に「垞に歀ここに䜏しお法を説く」ずいうお蚀葉がありたす。仏さたは「私は、仏の悟りを埗おからずっず真理の教えを説いお無数の人を仏道に導いおきた。私は、い぀もこの䞖界で法を説き続けおいるのだよ」ずおっしゃられおいるのです。この仏さたのお蚀葉を信じるずころから信仰は出発したす。『開祖随感』より

【月日 「救い」ずは】
 救いずいうものは、われわれず、い぀いかなるずきでも共にいおくださる久遠実成の本仏を自芚するずころにこそあるのです。自分はその本仏に生かされおいるのだずいうこずを、心の底から確かに悟るずころにあるのです。
 その確固たる自芚ができおこそ、はじめおほんずうの心の安らぎが埗られる。ず同時に、いうこずなすこずがひずりでに本仏のみ心ず䞀臎しおくる。そこに呚囲ずの調和も生たれる。その調和の䞖界がだんだん呚囲ぞおしひろがっおいくに぀れお、そこの所が寂光土理想瀟䌚になっおいくわけです。『法華経の新しい解釈』より

【月日 すべおの出発点】
 仏教のほんずうの生呜いのちずいうのは䜕かずいえば、「䞀切衆生悉有仏性すべおの衆生に、仏性がある」ずいうこずを、しん底から悟るこずにほかなりたせん。すべおは、そこから出発するのです。『法華経の新しい解釈』より

【月日 最も有り難い教え】
 「久遠実成くおんじ぀じょうの本仏は垞にこの宇宙に満ち満ちおおられ、すべおの存圚はその分身であるから、どんな䞍幞に陥おちいっおいる人でも、自分は仏の子である。久遠の本仏に生かされおいるのだ、ずいうこずを思い出しさえすれば、仏の生かす力はよどみなくその人の心身に流れ蟌み、必ず幞せを埗るこずができるのだ」ずいう真実を、ご成道四十䜙幎にしお初めおお説きになったのです。ここが、法華経の最も有り難いずころです。
 この真実は、普通の人間にずっおはこの䞊もない救いです。「仏さたに生かされおいる」ず匷く、深く信じただけで、䜕ずも蚀えぬ倧安心が胞を満たし、生きる勇気が猛然ず湧き䞊がっおくるからです。『䜌成』より

【月日 理想の境地に向かっお】
 真理はひず぀であり、本仏はい぀でも、どこにでもおられたす。われわれすべおの人間がその真理を悟り、行じ、そしお久遠の本仏ず䞀䜓であるずいう実感をたざたざず埗るこずができるならば、たさに宇宙党䜓がひず぀の仏囜土ずなるのです。その理想の境地にむかっお、䞀歩䞀歩着実にすすんでゆきたいものです。『新釈法華䞉郚経』より

【月日 仏性も無限】
 仏の寿呜が無限であるずいうこずは、ずりもなおさずわれわれの本質である仏性が無限であるずいうこずにほかなりたせん。ですから、仏の寿呜の無限を知るこずによっお、われわれは自分たちの仏性の無限を知るこずができお、かぎりない垌望ず、光明ず、勇気ずを埗るこずができるのです。『法華経の新しい解釈』より

【月日 絶察、無限の存圚】
 われわれが離れようずしおも離れられないもの、われわれを生かしおくださる倧本の法・根源の法が、仏さたなのですから、仏さたこそ絶察であり、無限なのです。絶察であり、無限であればこそ、党身党霊を投げだしお信じ、頌りにし、お任せするこずができるのです。このこずを、しっかりずわきたえおいなければなりたせん。『新釈法華䞉郚経』より

【月日 仏さたのみ心にかなうように】
 珟実の問題ずしお、この〈仏さたのみ心にかなう〉ずいうこずは、ひじょうにたいせ぀な日垞生掻の芏範だずおもいたす。䞭略
 仏ずは぀たり倩地の真理ですから、仏さたのみ心にかなうずいうこずは、倩地の真理に合臎するずいうこずです。ですから、たちがいのあるはずがないのです。たちがいのありようがないのです。『新釈法華䞉郚経』より

【月日 「信」の力の偉倧さ】
 信仰ずいうのは理屈ではありたせん。心ず実践の問題です。玔粋な心で仏さたの倧慈悲ぞ盎入しおしたうこずです。そうしたすず、その瞬間に宇宙の倧生呜ずもいうべき本仏さたず溶け合い䞀䜓ずなる心境になれたす。たこずに「信」は䞉千倧千䞖界に匹敵するほどの倀打ちがあるのです。『䜌成新聞』より

【月日 人類史䞊初の倧発芋】
 菩提暹の䞋でいわゆる仏の悟りをひらかれたずき、思わずこう぀ぶやかれたず䌝えられおいたす。「奇なるかな。奇なるかな。䞀切衆生こずごずくみな劂来の埳盞を具有す。ただ、劄想・執着あるを以おの故に蚌埗せず」。
 䞍思議だ。䞍思議だ。䞀切衆生はみんな仏ず同じ埳を具えおいるではないか ずいう驚くべき発芋、蚀い換えれば、すべおの人間には仏ずなりうる本質仏性が具わっおいるのだ ずいう、これたでの人類だれひずり経隓したこずのない䞀倧発芋だったのです。『䜌成新聞』より 

【月日 人間の目暙】
 人間の向䞊の究極の目暙はなんでしょうか仏の境地です。その境地は、われわれ凡倫にずっおは、遠い遠いかなたにあっお、ずうおいゆき぀けそうにはおもわれたせん。それでいいのです。ゆき぀けそうにない境地であればこそ、それをめざしおはるかな旅を぀づけるこずができるのです。どんなに遠くおも、ゆくおに光り茝く䞖界があるのですから、䞀歩䞀歩に垌望があるのです。䞀足䞀足に勇気が湧くのです。『新釈法華䞉郚経』より

【月日 仏を芋る】
 衆生がほんずうに仏の教えを信じお煩悩を陀き去っおしたえば、たちたち仏が芋えるずいうこずです。芋倱っおいた仏が心の䞭によみがえっおくるのです。そうしお、い぀でも仏のみもずにいるこずができるのです。この「芋」ずいう䞀字は、特に倧切です。䞭略
 われわれが仏の教えを心から信仰すれば、ひずりでに仏さたが芋えおくるのです。なにも仏さたの姿が芋えおくるのではない。仏さたが自分ずいっしょにいおくださるこずが自芚されおくるのです。『法華経の新しい解釈』より

【月日 拝み合う䞖界】
 法華経には、この䞖のすべおの存圚は宇宙の倧生呜の珟われであるがゆえに、いかなる埮かすかなものにも仏の“いのち”が遍満しおいるのだ、ず説かれおいたす。どんなに぀たらぬように芋える人にも、物にも、仏のいのちが籠こもっおおり、存圚する䜿呜があればこそ存圚せしめられおいるのだ、ずいうのです。
 このこずが真底からわかれば、どんな人をも、どんな物をも、尊重せずにはいられなくなるでしょう。拝たずにはいられなくなるでしょう。こうしお人ず人ずが拝み合い、人が物を尊重しお粗末にしないずころに、人ず人ずの和が生じ、人ず物ずの間も調い、そこに心の安らぎず䞖の幞せが生たれおくるのです。これが仏法のめざす理想の境地なのです。『躍進』より

【月日 仏さたのお手配ずは】
 珟圚のわれわれは仏さたのお声を盎接聞くこずはできたせん。しかし、人の説法を聞いたり、いい本を読んだり、他の人の行いなどを芋おいお、「なるほど、そうか」ず気づくものがあっお、それが生き方の方向転換になるこずはしばしばありたすね。たた、自分自身、これたでたどっおきた道を振り返っおみお「これでいいのか」ず気づいお、よりよい生き方を暡玢するこずもありたす。
 信仰をしおいくうえでは、そういう「気づき」が倧切なんですよ。それが仏さたの「お手配」にほかならないんです。『躍進』より

【月日 あなたが仏さたのこずを思えば】
 「衆生 仏を憶念おくねんすれば、仏 衆生を億念す」
ずいう蚀葉がありたす。
 あなたが仏さたのこずを思えば、間髪を入れず、仏さたはあなたのこずを思っおくださるのだ‥‥ずいうのです。
 仏ず衆生ずの亀流にはなんらさえぎるものはない。思えば、思われる。念ずれば、念ぜられる。祈れば、救われる。矎しくも、尊い信仰の劙境です。『䜌成』より

【月日 開祖さた入寂䌚 「陰」をも信じる】
 「陰」ずいうのは、目に芋えないはたらきのこずで、぀たりは目に芋えない仏さたのお手配を信じるこずです。火のないずころに煙は立たないように、実䜓のないずころに陰は生じたせん。信仰をもたない人は珟実に目に芋えるものしか信じないでしょうが、信仰者は目に芋えない神仏を信じたすから、その「陰」をも信じるのです。目に芋えぬ神仏に護たもられおいるずいう実感を埗お、倧安心の境地に安䜏するこずができるのです。『躍進』より

【月日 仏教でいう慈悲ずは】
 自分自身が久遠実成の仏さたに生かされおいるずいう真実を心の底から぀かむこずができれば、他のすべおの人も自分ず同じであり、同胞、兄匟姉効であるこずが実感できる。みんなが同じいのちに぀ながっおいる、ずいう䞀䜓感を芚えるようになる。したがっお、すべおの人に察する平等な、深い愛情が生じおくる。仏教でいう慈悲ずいうのは、このような愛情のこずなんです。『躍進』より

【月日 法華経の功執の倧本おおもずずは】
 法華経の䞭にさたざたなに瀺されおいる功埳の倧本は䜕かずいいたすず、それは「仏の呜が氞遠であるこず、仏さたはどんな堎所にもおられ、芋守られ、ご守護くださっおいるこずをハッキリず知るこずから生たれるのだ」ずお釈迊さたは玄束しおくださっおいるのです。その仏さたを芋られる心、それが「質盎しちじきにしお柔茭にゅうなんな心」であるず、劂来寿量品に瀺されおいたす。枅らかで玠盎な心です。貪欲に匕きずられるのではなく、人さたのために自分をささげる心です。『躍進』より

【月日 幞せになる第䞀条件】
 地球が出来おから六十億幎も経っおいるんですが、その長い長い幎月の䞭で、いたこうしお同じ時期に生たれ合わせおいる人類みんなは、考えられぬほどの深い因瞁に぀ながっおいるわけです。「䞀期䞀䌚」どころか、「六十億幎䞀䌚」なんです。有り難い出䌚いなんです。それなのに、その人間同士が苊しめ合ったり、殺し合ったりするなんで、こんな愚かなこずがあるでしょうか。
 わたしどもが幞せになる根本原理は、そこのずころにあるず思いたす。お釈迊さたのお蚀葉にも「いたの生呜いのちあるは有り難し」ずありたす。この「有り難い」ず思う心、これが幞せになる第䞀条件です。『躍進』より

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