💎 庭野日敬開祖「一日一言」~毎日のことば~(令和4年2月)

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大聖堂での「節分会」で豆まきをされる庭野開祖(平成8年2月3日)

今年も2月を迎えました。3日は「節分」、4日は「立春」となり、心機一転の時機(とき)ともいえましょう。今月も立正佼成会を創立した庭野日敬開祖の珠玉のおことばを「一日一言」と題して、毎日更新し、1つずつご紹介していきます。

【2月28日 信じ合えるための努力を続ける】
 人類のひとりびとりが武器に頼らずに、信じ合えるための努力を根気よく続けることが大切なのです。(『庭野日敬法話選集』より)

【2月27日 平和への道】
 近代のすべての戦争について、その原因を研究した学者の結論によると、偶発的に起こった戦争、まったく意図しなかった戦争は一つもないということです。つまり、戦争は百パーセント人間が起こすもので、であるならば、人間の努力でこれを防げないはずはないというのです。
 しかも、人間が起こす戦争のほとんどは互いの誤解、過剰な警戒心が積み重なって起こっているといえます。それが恐ろしい殺戮(さつりく)を生み、おびただしい数の人命を奪ってしまうのです。まさしく戦争は人びとの心から起こるものなのです。
 人の心を耕し、互いの心の垣根を取り払って話し合い、受け入れ合う心を育てることなしに平和への道はありません。それこそが遠そうに見えてじつはいちばん近い平和への道なのです。(『開祖随感』より)

【2月26日 この現実の世界に】
 いまこそ仏教の本質的な救いを説くときです。極楽浄土も、遠いあの世ではなく、この現実の世界に平和境を築くことにあります。会員綱領の精神の具現化こそ大切です。(『開祖随感』より)

【2月25日 劫火(こうか)を消し止める】
 仏教成立以前から、インドには四劫(しこう)としう世界観がありました。つまり成劫(じょうこう)、住劫(じゅうこう)、壊劫(えこう)、空劫(くうこう)という四つの時代に分けてみる見方です。
 成劫とは大地とか山河、生物が現われてくる時代です。それが安穏に続いていく時代が住劫で、壊劫は、読んで字のごとく人類と自然がだんだん破壊されていく時代、その結果、一切が滅亡してしまう時代が空劫です。(中略)
 私たちが大火事のことを劫火(こうか)と呼びますが、これは壊劫の時代に、世界の一切を焼き尽くす火のことを指しているわけです。この劫火という大火を消し止めるのには、人類全体が目覚めることでが必要です。(『開祖随感』より)

【2月24日 不殺生戒こそ平和活動の基本】
 ゲーテは、「あらゆる賢いことはすでに考えられている」と言い、ただ、それを人びとが忘れているだけだと言っております。私たちは、すでに二千五百年も前にお釈迦さまがお示しくださった不殺生戒を、たんなる戒律とせず、平和活動の基本にすえたいものです。(『開祖随感』より)

【2月23日 日本の心】
 日本は、いわゆる大乗相応の国であります。すべての存在を神として尊重する古来の神道の伝統に、すべての存在の仏性を拝む仏道が溶け合った、世界最高の大乗的思想の国であります。(『庭野日敬法話選集』より)

【2月22日 心の開発】
 心の開発とは、人間一人ひとりの仏性の開顕にほかなりません。これはブルドーザーで土地を開発するように簡単にはいきません。地道に、ねばり強く続けていかなくてはならない大事業なのです。(『開祖随感』より)

【2月21日 毎日の生活の中で】
 仏教も、あの世のことではなく、毎日の生活をどう生きるのが正しいのか、どう生きれば本当の幸せが約束されるのかを、具体的に示しているところに存在価値があるわけです。
 たとえば、食事をいただく心構え、人さまに対する心の持ち方、いまの時代に最も必要な節約の心など、なぜそれが大切なのかを教え、その実践の道を示すのです。日常生活を離れて仏教があるのではありません。(『開祖随感』より)

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【2月20日 リーダーのとは】
 みんなの信頼が得られなくては、どんなに立派な言葉を並べて説得しようとしても、人の心に届きません。心から信頼されているリーダーならば、たったひと言で相手を変えてしまうこともできるのです。
 では、その信頼はどこから生まれるのかというと、まず第一に、正直であることです。表から見ても裏から見ても少しの違いもない。それからもう一つ、なによりも人を大切にする心を持っていることです。(『開祖随感』より)

【2月19日 縁起を見る】
 ものごとを正しく見るためには、長い目で見ること、一面だけでなく多面的に見ること、枝葉にとらわれず根本を見ること、この三つをいつも心にとめておくことだ、といわれます。それが縁起を見ることなのですね。(『開祖随感』より)

【2月18日 人の弱さを知る人に】
 イエスさまは、人がどんなに弱いものかを知り尽くされて、それを許され、温かく包み込まれる方でした。自分の弱さも過ちもすべて知って、それを許し受け入れてくれる人に出会ったとき、人は、「この人に自分のすべてをおまかせして、なんの悔いもない」と、生き方が百八十度転換してしまうのです。(『開祖随感』より)

【2月17日 人が生まれ変わる】
 人間は弱いもので、善いことをしなくてはならないと思っても、すぐに怠け心のほうに引きずられてしまいます。(中略)
 信仰は個人の回心(えしん)こそ大事といいますが、自分一人でそれができる人は、そう多くはないのではないでしょうか。その人の仏性をみんなが信じきって、少しくらいの失敗はあっても温かい目で見守り続けてあげる。その励まし、期待に応えなくてはならないという意欲が、人を生まれ変わらせるのです。(『開祖随感』より)

【2月16日 足ることを知る】
 少欲知足こそ、常に不満だらけの心の病気の妙薬なのです。(『開祖随感』より)

【2月15日 涅槃会 努力こそ生き方の神髄】
 その夜半、お釈迦さまは、床のまわりにお弟子たちを呼び集めました。
「比丘たちよ。もしもそなたたちに、仏のこと、法のこと、僧伽(そうぎゃ)のこと、仏道の実践のことなどについて疑いや迷いがあるならば、いまのうちに質問しなさい。私が死んだのち、聞いておけばよかったと後悔すようようなことがあってはならないから」
 しかし、比丘たちからはなんの質問も出ません。お釈迦さまは、三度「聞きたいことはないか」と念を押されましたが、一同は、おし黙ったままです。ご臨終を目前にして胸は悲しみでふさがり、質問など心にうかばないのです。もはや、その必要もないという気持ちでもあったのでしょう。
 阿難が、声をつまらせて申し上げました。
「世尊よ。まことに稀有なことでございます。比丘たち一同、一人として疑いや迷いのある者はないように存じます」
お釈迦さまは、その言葉を聞かれて静かにうなずかれました。そして、おっしゃいました。
「では、比丘たちよ。みんなに言い残しておこう。すべての現象は移ろいゆくものである。怠らず努力するがよい」
 そのひとことを残されて、人類始まって以来の大聖者は静かに目を閉じられたのでした。
 お釈迦さまの最後のお言葉が「努力」の一語であったことを、私たちは忘れてはなりません。これこそ仏教的な生き方の神髄であるのです。(『開祖随感』より)

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【2月14日 リーダーの力】
 その人が最大のピンチに立たされているときこそ、「この道を行けば必ず救われるのですよ」と、力強く言いきるアドバイスが必要です。指導者にとっていちばん大事なのは、その確信です。
 私どもが信奉している法華経に示された仏さまの道は、どんな苦境にある人も救われない人は一人もないと実証された道です。そうした確固たるよりどころを持って人びとに進むべき方向を指し示し、その道に人びとを導くのが真の指導者です。(中略)
 「責任は全部自分が負う」―その覚悟がないと、リーダーの力は生まれてきません。(『開祖随感』より)

【2月13日 ほめてやらねば】
 「やってみて、言ふてきかせて、させてみて、ほめてやらねば人はできぬぞ」という慈雲尊者の言葉があります。(中略)
 口で言って聞かすだけなら、どんな立派なことも言えます。しかし慈雲尊者は、言って聞かせるより、やって見せるほうが先だと言われます。実際にやって見せるとなると、そう簡単ではありません。お手本を見せ、繰り返し繰り返し実際にさせてそれを見守ってあげる。できたなら惜しみなくほめてあげる。そういう老婆心があって初めて人は変わってくれるのです。(『開祖随感』より)

【2月12日 楽天家になる秘訣】
 先を見越して準備を怠らないのは大事なことですが、その度が過ぎると、不安ばかりがつのってしまいます。
 私が、人から楽天家だとよく言われるのですが、楽天家になる秘訣は、自分にできる精いっぱいの努力をしたら、あとは仏さまにおまかせしてしまう。仏さまは必ず最良の答えをくださる、と信じてしまうことだと思うのです。(『開祖随感』より)

【2月11日 心の柔らかさ】
 人間として大きく成長できるかどうかの決め手は、心の柔らかさにあるといえるないでしょうか。とりわけ大事なのは、自分と違う考えも受け入れられる柔軟さと、自分の間違いを認めることができる素直さです。(『開祖随感』より)

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【2月10日「脇祖さまご命日」 法華経行者の叶わぬことはない】
 いちばん驚いたのは、立正佼成会を創立して二年目か三年目に妙佼先生が白内障になったことです。全然目が見えなくなったのです。お医者さんへ行って目の前に二本指を出されて、「これが見えますか?」と言われても、見えないという状態でした。目の底が痛くてどうしようもないときに、お経を読むことができないので、私に、そばで読んでくれ、と言われました。
 そういう状態でも妙佼先生は、きょうは三日だから三番、四日だから四番というように、毎日必ず三部経をあげられたのです。青経巻なら空であげられますけれど、私がそばにいて、あげると、私の声にちゃんと合わせて、三部経のどこでも空であげたのです。私がどんどん読んでいくと、こういう句のつぎは、どういう句がくるか、ということが浮かぶとみえて、私の息を切るときには、声をつないで、三部経をずうっと読んだものです。
 法華経の経文に示されている、受持、読・誦、解説、書写という五種法師の修行をあのくらい、確実にやったら、法華経行者の叶わぬことはない、という日蓮聖人のお言葉がまさに現われると思うのであります。(『庭野日敬法話選集』より)

【2月9日 笑いの効果】
 笑うと、血液の流れがよくなって、ウイルス感染から細胞を守るインターフェロンが働きだし、不快な顔になると、とたんにその流れが止まってしまうことが、最近の医学で分かってきたそうです。無理に笑うのでも、効果があるといいます。
 確かに、どんなに苦しいときであっても笑顔をつくると、心が明るくなってくるのですね。(『開祖随感』より)

【2月8日 過去・現在・未来】
 私たちのいのちは、いまのこの世のだけのものではなく、過去・現在・未来の三世に連なるものであることを、仏教は教えています。だからこそ、現在を精いっぱい生きることが大事なのです。それによって、過去も生かされ、また、その現在の生き方によって、未来の安泰も約束されるのです。(『開祖随感』より)

【2月7日 いちばんの宝】
 「幸せとは『ありがとう』と言えることだった」と言われた方がおられました。感謝できる心、それが人生のいちばんの宝だといえましょう。(『開祖随感』より)

【2月6日 「はい」、「ありがとう」】
 「はい」という返事、「ありがとうございます」という言葉が、いつでも、どこでも、スッと口から出てくるようになれば、信仰者として合格だと思うのです。
 どんなときも笑顔を忘れず、大きな声で明るい返事ができると、心がガラリと変わってしまうのです。その心の持ち方が船の舵のような働きをして、幸せなほうへ幸せなほうへと、人を運んでいってくれるのです。(『開祖随感』より)

【2月5日 子どもにとって大切なもの】
 子どもにとって、なによりも大切なのは安心できる家庭なのです。お父さんとお母さんが心から信頼し合い、愛し合っているその姿です。(中略)両親が毎日いがみ合っていて、いくら子どもを大事にしても、親の願うような子どもは育たないと思うのです。(『開祖随感』より)

【2月4日 情報社会になればなるほど】
 私は、「これはいい話を聞かせてもらった」と思ったら、すぐに、そのとおり実行してみるのです。すると、もっとよく分かってきます。身についてしまうわけです。「教えどおりに信じ、実行しよう」というのが信仰なのですね。 
 情報社会になればなるほど、自分の信じるものをしっかりと心に持つことが大切で、それには、行学の二道がどうしても必要なのです。(『開祖随感』より)

【2月3日 節分 福が福を生む】
 節分を迎えると、どこの家でも「福は内」「鬼は外」と大きな声を張り上げて豆まきをしますが、こっちの家も、あっちの家も、わが家だけで福を独り占めしようとしたのでは、せっかくの福が、逆に、みんなこぼれてしまうのではないでしょうか。(中略)
 こっちが人さまにも福を分けさせてもらおう、という考えになると、まわりから自然に事がうまく運ぶように、順序が整ってくるのです。(『開祖随感』より)

【2月2日 寂光土】
 世のすべての人びとが「己のごとく人を思える心」を持てるようになったら、この社会はどんなにか明るく、楽しいものになることでしょう。それが天人常充満の寂光土にほかなりません。(『開祖随感』より)

【2月1日 仏さまとは】
 われわれが離れようとしても離れられないもの、われわれを生かしてくださる大本の力・大本の生命が、仏さまなのです。(『庭野日敬法話選集』より)

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庭野開祖の郷里、新潟県菅沼にて(昭和57年2月)

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