💎 庭野日敬開祖「一日一言」~毎日のことば~(令和3年11月)

2021-78

 11月15日は、立正佼成会を創立した庭野日敬開祖のお誕生日で、「開祖さま生誕会」が行われます。このページでは、庭野開祖の珠玉のことばを「一日一言」と題して、毎日更新し、1つずつご紹介していきます。今月も庭野開祖の折々の“ことば”です。

【11月30日 私が足りないからこそ】
 佼成会の発展の要因として、これだけは申し上げられるのではないかと思うのは、会長(1969年当時)の私がまことに足りない人間であったことが、この会の発展をもたらしたのではないかということです。
 私が足りないからこそ、会員のみなさんが、それを補うために「力を貸してやろう」「助けてやろう」と真剣になって、一生懸命にあと押ししてくださる。そのお陰さまで今日の佼成会になったのではないか、私はそう思っているのです。(『開祖随感』より)

【11月29日 すべてをチャンスに】
 ある人には幸せばかりが授かり、ある人は不幸ばかりに見舞われる、といったことはありえません。平等に与えられたチャンスを幸福に変えることの出来る人と、せっかくのチャンスをむだにして、自ら不幸に転げ落ちてしまう人との違いがあるだけなのです。
 すべてをチャンスとして生かす道、それを教えるのが仏教の信仰です。(『開祖随感』より)

【11月28日(仙台教会発足記念日) 信仰に終わりなし】
 周年というのはもちろん大事ですが、それよりももっと大事なのでは、われわれが仏教徒として、法華経に説かれている仏さまの教えを繰り返し繰り返し学び、行じていくということでしょう。(中略)
 われわれ法華経信仰者に即していえば、法華経精神という太い棒のごときものが全身全霊を貫いているんです。その精神に基づいて行ずべきことを行じておれば、何年が過ぎようと、中身は同じだということ。信仰というものには「初め」はあるけれども「終わり」はないのだから。(『躍進』より)

【11月27日 菩薩行②】
 菩薩行というと一大決心を要する大仕事と考えがちですが、その願いを持てば、どんな小さなことも菩薩行です。知識があればその知識で、体力があれば体力で人に尽くし、社会に尽くしていく。それがそのまま寂光土建設(じゃっこうどけんせつ)の菩薩行なのです。(『開祖随感』より)

【11月26日 菩薩行①】
 平和境の実現をめざして、私たちは菩薩行に邁進(まいしん)することをお誓いしているのですが、菩薩行とは、現実の汚れの多い世界から逃げ出さずに、すべての人にそなわる仏性に働きかけて自他ともにそれを磨き出していく実践です。(『開祖随感』より)

【11月25日 仏さまはいつもそばに】
 私たちは、毎日さまざまな人に出会います。その言葉で教えられます。人さまの善い行ないを見て啓発され、世の中のさまざまな出来事によって法の働きを悟らせてもらうのですが、それがすべて仏さまのお手配だったと気づくと、「ああ、仏さまはいつも私のそばで法を説いてくださっていたのだ」と、心から歓喜がわき上がってくるのです。(『開祖随感』より)

【11月24日 仏さまの悲しみ】
 お釈迦さまは、「今此(こ)の三界(さんがい)は 皆是(こ)れ我が有(う)なり 其(そ)の中の衆生は 悉(ことごと)く吾(わ)が子なり」とおっしゃっておられます。
 その仏さまの子どもである人間が、互いに争い合い、搾取(さくしゅ)し合うことをやめられずにいる姿を、仏さまはどんなに悲しんで見ておられるかしれません。すべての人が、具えている仏性を開顕し、それぞれの特徴を生かし、善き因縁のもとに有意義な人生を送ってほし、と法華経の論旨は一貫してすすめられています。(『開祖随感』より)

【11月23日 信は、わがまくところの種(たね)】
 お釈迦さまは「信は、わがまくところの種(たね)」とおっしゃっています。「信」というのは信仰の「信」ですが、社会一般の言葉でいえば、信念とか信条、信頼、信用と置き換えてもいいでしょう。自分のうちに信じられるものをもつ。それが自分という畑にまくべき種だと思います。
 自分の仕事や生き方が社会のため、世界の人びとのために役だっていると信じる、そういう「信」を自分のなかに育てることが、人間の最も大事な心組みだと思います。(『人生、そのとき』より)

【11月22日 薫習(くんじゅう)】
 仏教の言葉に「薫習(くんじゅう)」というのがあります。よい香りが衣服にしみ込むと、いつしかその衣服自体がよい香りを発するようになります。同じように、よい言動は自分の心身にしみ込んで習慣となると同時に、周囲の人にもしみわたり人びとを変えていくものだというのです。(『人生、そのとき』より)

【11月21日 人類のほんとうの進化】
 いまの人類は、原始時代よりはるかに進化しました。しかし、まだまだほんとうに進化したとはいえません。あいも変わらず戦争をして、大勢の人間が殺しあっているのです。ほんとうの進化とは、「人間をはじめとするすべての存在が同胞であることを悟り、お互いが思いやりをもち、大きく調和して暮らすようになること」をいうのです。仏教のめざす究極の理想はそこにあります。(中略)
 他の痛みを自分の痛みと感じる。これがほんとうの思いやりであり、慈悲心です。人間には、そういう心がちゃんとそなわっているのです。この心こそ大きく育ててあげなければなりません。それが人類のほんとうの進化につながるのです。(『人生、そのとき』より)

【11月20日 家庭教育】
 家庭教育とは、信仰と同じように、理屈ではなくて、実践なのです。日常生活の行為の中で「人間らしい心」を育てていくのが家庭教育です。その「人間らしい心」の中でいちばん大切なのが、いのちを敬う心であり、いのちを慈しむ心です。勉強も大事でしょう。お稽古ごとも大事でしょう。しかし、あなたのお子さんの一生の幸・不幸を左右するのは、結局は「心」なのです。どうか、このことを忘れないでいただきたいのです。(『佼成』より)

【11月19日 目の前の仕事に】
 何もかも忘れて「いま」にベストを尽くしているときの心境が、仏教でいう「三昧(さんまい)」です。三昧というのは無我の境地で、目の前の仕事に没頭すれば、どんな人でも三昧境に入ることができます。その無我の境地が「平安の境地」にほかなりません。
 このように、過去にこだわることなく、現在の生き方に一心になっていると、未来についても思い煩うことがなくなります。「これだけ精いっぱいやっているのだ」という無意識の意識が、大きな自信をつくりあげるからです。一日一日を大切にして現在にいのちを完全燃焼させていれば未来は必ず開けてくる、という無意識の自信が、心を自然に明るくするのです。(『人生、そのとき』より)

【11月18日 仕事が菩薩行】
 自分の毎日の仕事に打ち込むそのことがそのまま菩薩道だ、と私は考えています。
 仏教では布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、智慧(ちえ)を「六波羅蜜(ろくはらみつ)」といいますが、仕事に打ち込んでいるとき、この六つの修行がおのずからともなっているのです。
 まわりのために自分の力を出しきっていく布施、決められたことをきちんと守っていく持戒、つらい仕事にもぐちをこぼさず、叱られてもほめられても逆上したり増長したりしない忍辱、飽きた、疲れたといって投げ出さず、うまずたゆまずつづけていく精進、不景気だとか、雇用不安といった風潮に惑わされず、いつも足もとを見すえていく禅定、それらがきちんとできると、おのずから智慧が働きだして社会のために役立つ仕事になっていくわけです。つまり、仕事に打ち込むことで、お釈迦さまが示された仏道を歩み、一つずつ高まっていくことができるのです。(『人生、そのとき』より)

【11月17日 袖振り合うも多生の縁】
 人と人の出会いにはたいへん大切な意義があります。「袖振り合うも多生の縁」という言葉がありますが、道で見知らぬ同士が行き違って袖と袖がふれあっても、それは長い過去世の縁がそうさせるのだというのです。ましてや、同じ法華経の信仰者同士が一同に会して説法を聞くということは、並々ならぬ仏縁によるものと思わなければなりません。(『佼成』より)

【11月16日 仏さまを見る】
 わたしは、法座や説法会で体験を語る会員さんに仏さまを見ることがしばしばあります。そうしたとき、仏さまはいつもわたしたちのそばにおられて、常に法を説いてくださっていることを、つくづくと実感するのです。
 そういう実感をさらに広げて、父にも、母にも、夫にも、妻にも、子にも、そして友人や職場の人にも仏を見るようになれば、完璧でありましょう。そういう境地になることができれば、その人自身すでに仏であると言っていいのです。(『佼成』より)

【11月15日 あくまでも誠実、あくまでも親切】
 誠実と親切、この二つを貫きとおせば、人は必ず認め、心を動かしてくれます。これが、九十年の人生を生きてきた私の実感です。私の前に初めから道があったわけではありません。
まず私が歩き始める。
賛同してくれた人が歩く。
次の人が歩く。
 こうして道はできあがっていくのです。みんなが歩く道になるためには、あくまでも誠実、あくまでも親切、これが大事です。(『人生、心がけ』より)

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【11月14日 “今こそ時”】 
 仏教には、七百年周期説というものがあります。七百年ごとに新しい生命が吹き込まれ、新しい伸び方をしてきたというんです。『法華経』の伝弘(でんぐ)だけに関して見ても、お釈迦さまが『法華経』をお説きになって亡くなられてからおよそ七百年後、経典としての『法華経』が成立しています。その『法華経』がインドから中国に渡って鳩摩羅什(くまらじゅう)の名訳によって中国じゅうに広まり、それが中国から日本に伝わったのが、経典が成立してからおよそ七百年後とみられます。その仏教がしだいに形だけのものになってきた鎌倉時代になると、道元禅師、親鸞上人、日蓮聖人などの祖師方が世に出られて新しい仏教運動が興(おこ)ったのですが、これがまた日本に伝わってから約七百年後。そして、今がそれからちょうど七百年後なんです。
 だから、“今こそ時”なんですよ。“今こそ時”というのは、わたしたちがこの法を弘めようと真剣に努力すれば必ず弘まる時だということです。(『躍進』より)

【11月13日 法華経に新しい息吹を】
 わたしは現在のことと、これから先のことを一生懸命に考えているので、どちらかと言えば過去よりも現在を重視するほうなんですよ。これは、『法華経』はその時代時代に即して新しい息吹が吹き込まれるべきで、過去のモデルは現代にそのまま通用しない、というわたしなりの考え方からきているのかもしれない。(『躍進』より)

【11月12日 功徳を頂くために】
 お釈迦さまは『法句経』の一八三番で「諸悪莫作(しょあくまくさ)・衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)・自浄其意(じじょうごい)・是諸仏教(ぜしょぶっきょう)」(もろもろの悪いことは作(な)さず、もろもろの善いことを身をもって行ない、自然に心を浄くする、これが諸仏の教えである)とお説きになっておられます。
 この「自」は「みずから」でなく「おのずか」らなのです。自分の心を浄くしようと懸命に努力してみても、できるものではありません。悪いことをせず、善いことを成しつづけておればこそ、おのずから心が浄まってくるのです。心が浄まってくれば、現実の功德もおのずからやってくるわけです。(『佼成』より)

【11月11日 大いなる功徳】
 功徳というものは、あとで気づくものなのです。コツコツと信仰生活を続け、菩薩行を実践しているうちに、「ああ、あれも功徳だった」「これも功徳だった」と気づく。そう気づいたとき喜びそのものが“大いなる功徳”にほかなりません。(『佼成』より)

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【11月10日 平等な深い愛が慈悲】
 自分自身が久遠実成の仏さまに生かされているという真実を心の底からつかむことができれば、他のすべての人も自分と同じであり、同胞、兄弟姉妹であることが実感できる。みんなが同じいのちにつながっている、という一体感を覚えるようになる。したがって、すべての人に対する平等な、深い愛情が生じてくる。仏教でいう慈悲というのは、このような愛情のことなんです。(『躍進』より)

【11月9日 真実顕現とは】
 人間を含むありとあらゆる存在は、すべてこの久遠実成の仏さまに生かされているのであり、その見えざるいのちの具象化です。この真実を心の底からつかむことができれば、そこに恒久的な真の安心が生まれる。しかも安心だけでなく、同時に生きる喜びが生まれる。脈々たる“生きがい”が生まれてくる。
 「真実顕現」とは、要約すれば、こういうことだったんですな。昭和三十三年一月五日の『佼成新聞』で「久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊こそ本会の本尊である」と宣言し、それを真実顕現の第一声としたのは、こういうわけだったんです。(『躍進』より)

【11月8日 究極の心の依りどころ】
 われわれの目の前にある万物万象は、すべて無常で移り変わるものです。一つとして究極の心の依りどころとなるものはありません。では、この世にそのような存在はないのか。それがあるのです。一つだけあるのです。それが久遠実成の仏さまです。(『躍進』より)

【11月7日 宇宙の生命の法則】
 「宇宙の生命の法則」に合致する行ないというのは、仏法に照らしていえば「諸法無我」の法則に随順する「慈悲」の行ないです。まわりの人びとを苦から救い、仕合せにしてあげようとする愛他の行ないです。
 この行は、人間に対してだけでなく、大自然に対しても同じような愛情をいだき、その本来のあり方を損なわないように生活することです。(『佼成』より)

【11月6日 諸仏に護念せらるることを為(え)】
 法華経の結論ともいうべき普賢菩薩勧発品第二十八の「四法成就(しほうじょうじゅ)」の第一に、「諸仏に護念せらるることを為(え)」とあります。自分は、もろもろの仏さまに思われているのだ、護(まも)られているのだ・・・と確信することが、法華経をほんとうに自分のものとする第一条件だというのです。(『佼成』より)

【11月5日 仏さまはわたしを思っていてくださる】
 ご宝前で読経したあとの心が澄み切っているとき、そのまま静かに座ってジッと思いを凝らしてごらんなさい。 ―仏さまはわたしを思っていてくださる。わたしの仏性を拝み出そうとしていてくださる―くりかえしくりかえし、そのような瞑想をしてごらんなさい。あなたの魂はいつしか仏さまのみ心に吸いこまれていき、そこになんともいえない喜びがわき上がってくるでしょう。それが、法悦(ほうえつ)というものです。(『佼成』より)

【11月4日 仏さまのことを思えば】
 「衆生 仏を憶念(おくねん)すれば、仏 衆生を憶念す」という言葉があります。
 あなたが仏さまのことを思えば、間髪を入れず、仏さまはあなたのことを思ってくださるのだ・・・というのです。
 仏と衆生との交流にはなんらさえぎるものはない。思えば、思われる。念ずれば、念ぜられる。祈れば、救われる。美しくも、尊い信仰の妙境です。(『佼成』より)

【11月3日 すべてに感謝】
 日本人は、人間が生きていくために仕方なくトリ・ケモノ・サカナの類を殺しても、必ず供養して、捧げてくれたいのちに感謝し、霊を慰めます。米・野菜のような植物に対しても、食べるときは合掌して拝みます。それどころか、針供養・筆供養などのように“無生物”のいのちまで感謝するのです。(『庭野日敬法話選集』より)

【11月2日 日本のビジョン】
 これからの日本のビジョンは、人のため、世のため、国家、民族のため、また広くは、世界人類のために尽くすという心構えで、政治、教育を進めることです。(『庭野日敬法話選集』より)

【11月1日 最高の国】
 日本は、いわゆる大乗相応(そうおう)の国であります。すべての存在を神として尊重する古来の神道の伝統に、すべての存在の仏性を拝む仏道が溶け合った、世界最高の大乗的思想の国であります。(『庭野日敬法話選集』より)

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