💎 庭野日敬開祖「一日一言」~毎日のことば~(令和6年2月)

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2月3日は「節分」、翌4日には「立春」を迎え、三碧中宮の年がスタートいたします。今月も庭野開祖の珠玉のおことばを、「一日一言」と題して1つずつご紹介していきます。今月も「信行実践」がテーマです。

【2月29日 あの人にも、この人にも】
 自分一人だけの力では、なにごともなりません。あの人にも、この人にも力を出しきってもらう。その手助けができるようになってこそ本物です。(『開祖随感』11巻より)

【2月28日 智慧を授かる】
「なんとしてもこの人に幸せになってもらわなくてはならない」と相手の幸せを真剣に願っていると、その相手にいちばんふさわしい方便の智慧を仏さまが授けてくださるのです。(『開祖随感』11巻より)

【2月27日 善い面を見る】
 なんでも善い面だけを見ようとする人は、人間がどんどん大きくなっていって、それで、まわりの人まで豊かな気持ちにしてしまいます。(『開祖随感』11巻より)

【2月26日 下がると拝める】
 人のことを責めて楽しいという人はいません。そうした自縄自縛(じじょうじばく)から解き放たれるのには、自分もまた、さまざまな欠点を持った人間であることに気づくことが必要なのです。
 そうした自分が見えてくると、自然に人の長所が見えてくるようになります。自分が下がってこそ人を拝めるのです。(『開祖随感』11巻より)

【2月25日 最高の健康法】
 病気は生きる気力が衰えたときにかかりやすいものです。ですから、いわば守りの健康法ではなく、日々の生き方、過ごし方の中身をよりい充実させていく。生命力をかきたてていく。それが最高の健康法だと思うのです。
 どんなに年をとっても、自分はなんのために生きるのか、何ができるのかと、自分の本当の生き甲斐を見つける努力を続けていくことが、なによりも大切です。(『開祖随感』11巻より)

【2月24日 好き嫌いも紙一重】
 むしろ他人同士なら見過ごせることが、いつも身近にいるだけに許せないといったことがあるものです。しかし好きも嫌いも紙一重で、不満なほうばかり見れば不満ばかりがつのり、感謝で見ると、こんなありがたい毎日はない日々に変わっていくのです。(『開祖随感』11巻より)

【2月23日 苦境にこそ夢を】
 社会や会社が突き当たる困難はさまざまですが、その大もとは人の心にあります。人びとを導くリーダーは、そこのところをしっかりと見すえなくてはなりません。そして、この苦境を乗り越えることができれば、必ず目の前に宝の山が出現するのだと、その姿を具体的に描いて見せて、みんなに希望を持たせ、心を奮い立たせることが大事なのです。
 リーダーは自身が夢を持っていなくては、人はついてきてくれません。(『開祖随感』11巻より)

【2月22日 私たちのサンガは】
 私たちのサンガは、互いに人の長所を一生懸命に探し合って、みんなに輝いてもらう場といってもいいでしょう。(『開祖随感』11巻より)

【2月21日 組織の危険信号】
 どんな有能なリーダーであっても、部下がみんな「おっしゃるとおりです」と、まったく反対意見を言わなくなったとしたら、これはむしろ危険信号です。それぞれ個性も能力も違う部下が、リーダーの考え方、やり方のすべてを「まったくそのとおり」と心から納得して受け入れることは、まずありえません。(『開祖随感』11巻より)

【2月20日 子どもの力を引き出すには】
 子どもが心配で目が離せないのは、親が子離れできていないのです。まず親が自立して、家族に感謝をもって接するお手本を見せていく。それが子どもの力を引き出す早道です。(『開祖随感』11巻より)

【2月19日 気持ちが分かる人間になるには】
 私は、どんな人に対するときでも、まず相手の言葉に「そうですね」とうなずくことにしています。人は、相手が自分の言いたいことに耳を傾けてくれる、自分の考えを分かってくれると知ると、自分の気持ちをありのままに出して、なぜそういう考え方をするのかまで、話してくれるのです。
 こっちの言いたいことがあっても、それをちょっと抑えて聞き役に徹していると、こちらがあれこれ頭を悩まさなくても、向こうからみんな話してくれ、教えてくれるわけです。(『開祖随感』11巻より)

【2月18日 みなさんと一緒に】
 私はある日忽然(こつぜん)と神の啓示を受けて悟りを開くといった経験もなく、平々凡々たる人間です。また、会を創立した当初から、全人類を救おうとか、世界平和をめざそうと考えていたわけではなく、みなさんと一緒に、一つずつ成長してきた人間です。私を宗教者に育て、こうしいた活動ができるようにしてくださったのは会員のみなさんなのです。(『開祖随感』5巻より)

【2月17日 宗教者になる】
 たとえば宗教の世界でも、宗教者ならぬ宗教屋ともいえる人をときどき見かけます。人の幸福よりも自分のことを専一にしている人、社会に利益を還元しない教団、肩書だけに執着する人など、タイプはさまざまですが、これでどんなに言葉巧みに説いても世間が耳を傾けてくれるわけがありません。まず自らを省みて、宗教者ならぬ宗教屋になっていないかどうか振り返ってみたいものです。(『開祖随感』5巻より)

【2月16日 ともに泣く】
 人の教化にあたるリーダーは、相手と悲しみ苦しみをともにし、喜びをともにする涙がなくてはなりません。理論や理屈だけでは人を本当に救うことはできないのです。
 相手とともに泣くとは、ただ涙を流すことだけでなく、相手の心にぴったり寄り添う共感の心を持つことです。(『開祖随感』5巻より)

【2月15日 大安心】
 なんの心配もない大安心は、どうしたら得られるのかというと、それは、自分が仏国に生まれていることに気づくことから始まるといっていいでしょう。
「自分を取り巻く山川草木(さんせんそうもく)、すべて仏ならざるものはない。そのご恩に預かって自分が存在しているのだから、そのご恩報じをしなくてはならない」という考え方にならないと、仏法が生きてこないのです。(『開祖随感』7巻より)

【2月14日 国の宝】
 比叡山の開祖伝教大師は、「径寸十枚是れ国宝に非ず、一隅を照らす此れ則ち国宝なり」と教えられました。直径一寸もある宝珠十個が国の宝なのではなく、本当の宝とは、「喜びを人さまに、苦しみは自分が引き受ける」という菩薩の心を起こした人、その場になくてはならない人であり、それが国の宝だというのです。(『開祖随感』7巻より)

【2月13日 信仰心②】
 信仰は、あくまでも、ひとりびとりの心が基本であり、自分自身の完成が目標です。(『庭野日敬法話選集』別巻より)

【2月12日 信仰心①】
 仏教でいう信仰は、ただ信ずるというのではなく、真理にめざめて信ずるのです。(『庭野日敬法話選集』別巻より)

【2月11日 “信”とは③】
 何者にも微動だにしない信、長い年月をかけ、いろいろと難儀をし、人を救ったり体験を重ねてきた人の信は、同じ信でありましても信の値打ちが違います。(『庭野日敬法話選集』別巻より)

【2月10日 “信”とは②】
 正しい〈信〉は、真理に対する〈信〉であり、真理に合致した〈信〉であります。(『庭野日敬法話選集』別巻より)

【2月9日 “信”とは①】
 “信”とは、自分を信じるということがまず基本です。(『庭野日敬法話選集』別巻より)

【2月8日 仏さま②】
 仏こそは絶対の存在です。われわれの内にも、外にも、ありとあらゆるところに存在し、無限の過去から無限の未来まで、つねに存在しておられるのです。(『庭野日敬法話選集』別巻より) 

【2月7日 仏さま①】
 われわれが離れようとしても離れられないもの、われわれを生かしてくださる大本の力・大本の生命が、仏さまなのです。(『庭野日敬法話選集』別巻より)

【2月6日 人間にとって一番大事なのは】
 人間にとっていちばん大事なのは、人さまの心が分かること、つまり、人の喜びや悲しみがよく分かって、明るく、温かく、素直な心で人のことを思いやれることだといっていいと思うのです。(『開祖随感』7巻より)

【2月5日 まず自分が変わって】
 かりに、どんなに許せないことをしている人であっても、ただその非をなじり、責め立てて改めさせるというのは、宗教者の道ではありません。まず自分が変わって、相手に変わってもらう。それでなくては、人は本当に変わるものではないのです。(『開祖随感』7巻より)

【2月4日 あの人もこの人も仏の子】
 あの人、この人の欠点ばかりが目について、人をさしているうちは、「すべての人が仏性を具えた私の子どもなのですよ」とおっしゃられる仏さまを本当に信じているとはいえないのですね。(『開祖随感』7巻より)

【2月3日 幸せの特効薬】
 佼成会を創立した当時の信者さんの中には、「はい」と素直に人の言葉を聞けるようになり、「ありがとうございます」と心から感謝してお礼が言えるようになっただけで、病気が治ってしまった、という人がたくさんおられました。
 素直さこそ、幸せの特効薬といえるかもしれません。(『開祖随感』7巻より)

【2月2日 「はい」と「ありがとう」】
「はい」と、きれいな返事ができると、自然に行動に移れます。心を正すには、まず姿勢を正し、行動を正すことが先なのです。どんな悩みでも、そこから抜けだすのには、まず行動が欠かせません。それができるようになって、そして「ありがとうございます」という言葉が素直に出てくるようになると、自分が、まわりの人にどんなにお世話になっているか気づかされるのです。
 家庭でも職場でも、「はい」という返事、「ありがとうございます」という感謝の言葉が自然に出てくるようになると、あの仏さまの美しいお姿が、だんだん身に具わってきます。(『開祖随感』9巻より)

【2月1日 信頼し合う平和】
 人と人の信頼なしに平和はありません。いや、信頼し合うことが平和だといってもいいのではないでしょうか。私たち宗教者の平和づくりは、人と人、国と国の信頼づくりです。神仏を信じ、人はすべて神仏の子だと信じきるその宗教心なしに真の平和は実現しない、と私は信じているのです。(『開祖随感』第8巻より)

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