💎 庭野日敬開祖「一日一言」~毎日のことば~(令和6年9月)
- 2024/9/1
- 心を創る
今月9月も庭野開祖の折々のことばを、「一日一言」と題して毎日1つずつご紹介していきます。
【9月30日 私たちのサンガ】
私たちのサンガは、互いに人の長所を一生懸命に探し合って、みんなに輝いてもらう場といってもいいでしょう。(『開祖随感』11巻より)
【9月29日 目的を持って生きる】
私はこれまでの人生を振り返ってみても、目的を持って一日一日を生きていると、自分が求めていたものが不思議に次々と目の前に現われてくるのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月28日 善い面だけを見る】
なんでも善い面だけを見ようとする人は、人間がどんどん大きくなっていって、それで、まわりの人まで豊かな気持ちにしてしまいます。(『開祖随感』11巻より)
【9月27日 相手の欠点が目に付つくとき】
相手の欠点ばかりが目についてどうしようもないというときは、知らぬまに自分のほうはまったく過ちのない人間になってしまっていて、一方的に相手を裁く裁判官になっているのです。じつは、それによって自分ががんじがらめになっているのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月26日 どんな人も、どんなことも受け入れる】
どんなことであろうと、どんな人であろうと、自分のところにくるものは、より好みせずにそっくり受けてしまう、というのが、私の主義です。(中略)
どんな人も、どんなことも受け入れてそれを好転させていくのが宗教者ではないでしょうか。それでこそ自分が大きく成長していけるのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月25日 人の気持ちが分かる人間】
どうしたら人の気持ちが分かる人間になれるのかです。私は、どんな人に対するときも、まず相手の言葉に「そうですね」とうなずくことにしています。人は、相手が自分の言いたいことに耳を傾けてくれる、自分の考えを分かってくれると知ると、自分の気持ちをありのままに出して、なぜそういう考え方をするのかまで、話してくれるのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月24日 本当の人間の強さ】
とても耐えられないような苦しみのさなかにあっても、「自分が守らなければならない人がいる、守らなければならないものがある」と思うと、人はどんな苦しみにも耐えられるようになるのです。本当の人間の強さは、そこのところにあるのではないでしょうか。(『開祖随感』11巻より)
【9月23日 体験説法】
私は信者さんの体験説法を聞かせてもらう時間を、なによりも大切にしています。その説法に、ご法の働きを目のあたりにさせてもらい、仏さまのお姿を拝ませてもらうのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月22日 最高の健康法】
体のここが悪い、そこも痛いと、いちいち気に病んで治療法を探し回る健康法ではなく、いくつになろうと挑戦するものを持って気力を奮い起こすのが、最高の健康法というわけです。(『開祖随感』11巻より)
【9月21日 両親の姿】
子どもにとって、なによりも大切なのは安心できる家庭なのです。お父さんとお母さんが心から信頼し合い、愛し合っているその姿です。(『開祖随感』11巻より)
【9月20日 壁にぶつかったとき】
一つのことを続けていくと、必ずどこかで壁にぶつかりますが、そこがいちばん大事なところなのです。そこでくじけてしまっては元も子もありません。壁に突き当たって苦しみ抜き、考え抜くことが、自分をどんどん大きく成長させていってくれるのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月19日 サンガの魅力】
サンガのなによりの魅力は、身をもって法の尊さを示してくださる人がいることです。入会したばかりの初心の人であっても、また経験豊かな幹部さんも、それぞれが、それぞれの段階で法を実践するその姿をもって法を輝かせていくことが大事です。(『開祖随感』11巻より)
【9月18日 まわりが味方になる】
まわりのすべてに好かれるのには、こちらが好き嫌いを言っていてはだめなのです。自分を無にしてしまうと、まわりが味方になってくれるのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月17日 礼拝行】
こちらのものさしだけで、ここが足りない、そこを直してと要求するのでなく、まず相手に百点満点をつけてしまう。それでその人の美点をより輝かせてもらうのが礼拝行だといってもいいでしょう。(『開祖随感』11巻より)
【9月16日 仏さまに遇う】
仏さまに遇うことが難しいのは、仏さまが姿を隠されているからではなくて、私たちの心が仏さまの教えを受け取る心になっていないからなのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月15日 どんなに年をとっても】
どんなに年をとっても、自分はなんのために生きるのか、何ができるのかと、自分の本当の生き甲斐を見つける努力を続けていくことが、なによりも大切です。(『開祖随感』11巻より)
【9月14日 この道を行けば】
その人が最大のピンチに立たされているときこそ、「この道を行けば必ず救われるのですよ」と、力強く言いきるアドバイスが必要です。指導者にとっていちばん大事なのは、その確信です。(『開祖随感』11巻より)
【9月13日 リーダーの危険信号】
どんな有能なリーダーであっても、部下のみんな「おっしゃるとおりです」と、まったく反対意見を言わなくなったとしたら、これはむしろ危険信号です。(『開祖随感』11巻より)
【9月12日 発心(ほっしん)と精進】
まず始めることが大事、それが発心です。(中略)人に言われて、仕方なく、嫌々やらされる努力ではなく、自分がやりたくてやる努力、それが精進です。(『開祖随感』11巻より)
【9月11日 佼成会のサンガ】
人さまのために、こんなに真剣になれる自分になれたことがうれしくてたまらない。真剣に行じたお陰で、法華経が本当に功徳のある教えなのだと身をもって知ることができたのがありがたくてたまらない。そういう人たちの集まりによって佼成会のサンガがつくられてきたのです。そうした会員さんの姿を見て、私は、自分を忘れて人さまのために真剣に打ち込む姿ほど美しいものはない、としみじみと思うのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月10日 妙佼先生】
妙佼先生は、信者さんの一人ひとりに「信仰者は、背におぶった子の言葉も仏さまの言葉として聞いて反省しなくちゃならないんですよ」と、それこそ、子どもの育て方から台所の掃除にいたるまで、手をとって教えられる。そして、私が『法華経』や日蓮聖人のご遺文で学んだことを、信者さんにかみくだいて伝えてくださるのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月9日 年齢とともに】
私なども、年とともに足元が心もとなくなり、説法をするのにも昔のように言葉がすらすらと出てくるというわけにはいかなくなりました。しかし、細かなことにとらわれずに、ものごとの本質を把握するといった能力は、年とともに上昇していくのだそうです。(『開祖随感』11巻より)
【9月8日 素直さ】
素直さは、その人の人生でいちばんの財産なのではないでしょうか。この素直さは、若いときに身につけてしまうことが大事です。(中略)小さいうちに、どんな言葉もまず「はい」と言って聞く習慣を身につけてしまうのです。すると、教えられたことがスッと心に入ってきて、それが身についていきます。(『開祖随感』11巻より)
【9月7日 戒律が身を守る】
仏教の教えでどうして人が幸せになれるのかというと、その基本は、仏さまの戒めを守ることにあります。
殺生(せっしょう)をしない。盗まない。浮気や不倫をしない。うそを言わない。酒にのまれない。―まず、この五戒を守るのがその出発点です。(『開祖随感』11巻より)
【9月6日 いいところも悪いところも】
いいところも悪いところもきちんと見て、それを相手に上手に伝えてあげることができるようになれば、「この人は本当に自分のことを思って言ってくださる方だ」と、心の底から納得してもらえるのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月5日 なるほど】
私は、すぐれた霊感のようなものを持っているわけではなく、まことに平凡な人間ですが、一つの取り柄は、わりあい素直なところかなと思うのです。どなたの話を聞いても、「なるほど」と素直にうなずかされるのです。(『開祖随感』11巻より)
【9月4日 お説法】
説法でいちばん大事なのは、「この教えを実践すれば、あなたもこんなに幸せになれるのですよ」という一念に尽きます。(『開祖随感』11巻より)
【9月3日 いつもほほえみを】
いつも人さまにほほえみをもって接するのも、立派な菩薩行なのです。自分ではどんなに修行しているつもりでいても、人に嫌な思いをさせて平気でいるようでは、信仰者とはいえません。(『開祖随感』11巻より)
【9月2日 すべては心から】
お釈迦さまは、「もろもろのものごとは意(こころ)が先に立ち、意が最上のものであり、意よりなる」と教えられています。すべては心によるというのが、仏教の出発点です。(『開祖随感』11巻より)
【9月1日 二度の誕生】
人は二度誕生すると言います。一度目の誕生は、言うまでもなく両親から命をいただいて、この世に生まれてきたときです。そして、ご法に遇い得て、大いなるいのちに生かされ、自ら志願してこの世に生まれてきた自分であることに目覚める。これが第二の誕生です。(『開祖随感』11巻より)