✨新・こころの彩時記🎄第1回:時の流れに身をまかせ
- 2025/12/3
- 自分を創る

令和七年も、お正月から時が流れ、 師走という今年の結びの月を迎えました。そこで、 今回のタイトルは「時の流れに身をまかせ」。 あの昭和歌謡史に燦然と輝く歌を思い浮かべてしまいますが、 この言葉そのものに深い意味を感じてしまうのは、 私だけでしょうか?
「時の流れ」、時はやむことのない、誰も抗(あらが) うことのできない、宇宙全体に流れているもの。 とどまることのない「無常」といってもいいでしょう。
「身をまかせ」、この〈身〉の漢字には、単に「からだ」 という意味だけではなく、「心」「いのち」「人生」 等々の意味までも、 この漢字ひと文字の中に含まれているといわれています。
とどまることのない「無常」の流れに、この身も、心も、 人生をもまかせて生きていく。なんという深い意味を持つのか。
私の性分は、すぐに後悔をしてしまうこと。 完璧主義者ではありませんが、今に満足できず、 つい過去を見てしまう。
「あの時、こうしておけばよかった」
「あそこで、なんであんなことをしてしまったのだろう」
立ち止まって振り返るといえば聞こえはいいですが、悔やんで、 落ち込んでいる私。
先日、夜中にふと目が覚めました。
無常の教えの救いとは何か?
自らの問いかけに、ある逆説的な思いが浮かんできました。
《私たちはあとに戻れない。過去には絶対に戻れない。 そのこと自体が「救い」なのだ》
と。
絶対に過去に戻れないからこそ、後悔なんてしている暇はない。 今を真剣に、最高に生きる。そして、 その今の積み重ねがより良い未来を築いてくれる。
いよいよ年末、さまざまなこ゚縁の中で、私の好きな般若湯( はんにゃとう)を、マイクと共に頂ける時機(とき) がやってきます。
今年は「時の流れに身をまかせ」を熱唱しよう、 そんな思いになりました。
合 掌
仙台教会会員 H.E




















