こころの彩時記5「聖地めぐり」

dscf8265 今、若者の間でアニメの中で舞台となったり、重要な役割を果たした場所となった神社・仏閣 聖地めぐりが、ご朱印ブームと相まって話題となっている。宮城県では仙台市青葉区にある「青葉神社」がその筆頭といえる。
 仙台藩祖 伊達政宗公をお祀りする青葉神社が登場するのは、まず最近としては、仙台市からアニメとしては初となる「仙台シネマ」に認定された『Wake Up, Girls!』(ウェイクアップ・ガールズ)である。仙台を舞台に7人の少女がアイドルを目指す物語で、2014年1月10日から劇場アニメ『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』が全国公開され、その続きであるテレビアニメシリーズが2014年1月10日から3月28日まで放送された。昨年も、2015年12月11日から劇場アニメ第2作の後篇『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』が公開され、全国の若者の間で根強い人気を誇っている。
 そして、青葉神社に所縁深いものとして、もう一つ。それは、『戦国BASARA』。当初はゲームソフトとして登場したが、その後、テレビアニメ化やアニメ映画化、舞台化、実写映画化など大人気シリーズである。主人公は伊達政宗と真田幸村。政宗は英語を操り六振りの刀で戦うなど、かつて、若い女性の間で大ブームとなり、ゆかりの地である青葉神社への参拝者が増加し、2009年の宮城県知事選では広報用ポスターに本シリーズの伊達政宗が登場したほどであった。
 参拝している人に話を聞いてみると、次のような声が返ってきた。
「アニメを見て感動しました。私もあの主人公のように生きていきたいという夢と希望をもらいました。そんな私にとってそのアニメの舞台となった‶ここ”には、私の大切な何かがあるような気がしています」
 
私たち人間は心から「感動」し、「夢」と「希望」を持って生きることに、この世に生を受けた人生の《意味》があるのかもしれない。そして「感動」を与えてくれた人、物、事、そこに人は自ずと集まってくる。
 だとするなら、自分自身が少しでもふれるご縁の人に「感動」、「夢」、「希望」を与えていける人間になれたら、人生の意味を超えた《醍醐味》がそこにあるのかもしれない。

桃李もの言わざれども 下自ら蹊を成す
(とうりものいわざれども したおのずからみちをなす)

「史記」李将軍伝賛より

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