🙏「駒の湯温泉」岩手・宮城内陸地震 犠牲者慰霊供養を行ないました。
- 2021/7/1
- 地域で創る
平成20年6月14日(土)午前8時43分、岩手県南部を震源とする震度6強の地震『岩手・宮城内陸地震』が発生し、栗駒山の至る所で土砂崩れ、土石流(山津波)が起こり、多くの人の命が奪われました。また、栗駒の荒砥沢ダム付近では大規模な地滑りが起こり、山は痛々しい姿となりました。
この地震で亡くなられた方は、「駒の湯温泉」の従業員や栗原市観光アドバイザーで東京からきていた方、山形県から来ていた落石防止作業員、釣り人、岩手県一関市では家から飛び出しトラックにはねられた方、遠くは仙台で書棚の下敷きになった方、福島県いわきの海岸で釣りをしていた方など広範囲にわたり23名の方が犠牲になりました。
仙台教会栗駒支部では、23名のお戒名を頂き毎年ご供養をさせて頂いてきました。13年目になる今年の6月11日は、はじめて「駒の湯温泉」にある供養塔の前でご供養をさせ頂きました。近藤教会長が導師を務め、15名の会員が参加してくださいました。
天気に恵まれ、木立の木漏れ日がきらきらと降り注ぐ中、ご供養に合わせるかのように「エゾハルゼミ」一斉に鳴き出し、なんとも言われぬご供養でした。とても清々しく、ありがたい心境にならせていただきました。ありがとうございました。
(栗原市在住 織江里枝)