12月8日(日)「成道会」の式典終了後、仙台教会太鼓部「伊達太鼓」創部30周年記念演奏会が行われました。
幼稚園から小・中学生、高校生、大学生、そして青年、壮年、高齢者まで、すべての世代の部員が一同に揃い、総勢42名が壮大な和太鼓の演奏を披露しました。
仙台教会「伊達太鼓」は30年前、仙台教会発足30周年を記念して、青少年の育成と地域社会への貢献をめざして誕生。今年、母体である仙台教会が発足60周年を迎え、「伊達太鼓」も30周年を迎えました。
この日は新調した法被(はっぴ)も初お披露目されました。デザインは重厚さと落ち着きより意識した「印半纏(しるしばんてん)」。「印半纏」とは、襟や背中に屋号や家紋を染め抜いた、襟を返さない法被をさします。この先何十年も仙台教会の後輩たちに受け継いでもらいたいという願いがこめられ、「伊達男」という言葉の由来ともなった仙台藩主伊達政宗公ご愛用の陣羽織を参考にして、色は「茄子紺(なすこん)」。
茄子紺色とは夏野菜として親しまれている茄子の実のような紫みがかかった濃い紺色のことです。仙台市内でも名所、旧跡や案内看板、観光バスなどに使われ、仙台を象徴した色となっています。
そして、子どもたちの部員には、若さと成長の象徴ともいえる「若竹色」です。
当日の演目は、
一、四季
一、道
一、ぶち合せ太鼓
の三曲。
30周年を迎えた「報恩感謝」の心を胸に、より良き青少年育成と、地域・社会そして世界の平和を願い、総勢42名の部員が寒さも吹き飛ばす熱演。仙台教会に集まった約400名の人たちの心、魂に響く演奏を披露し、無事閉演しました。