玄 秀盛氏(「日本駆け込み寺 代表)をお迎えして

多様化、複雑化する現代社会の人生苦にたいし、少しでもお役に立たせて頂ける仙台教会にならせて頂くことを目的に、9月30日(土)午前、公益社団法人「日本駆け込み寺」代表の玄 秀盛(げん ひでもり)氏をお迎えして「布教研究会」が開催されました。

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語りかけるようにご講演をされる玄 秀盛氏

「日本駆け込み寺」とは公益社団法人として玄秀盛氏が、東京都新宿区にある日本一の歓楽街と呼ばれる歌舞伎町に設立され、性別、年齢、国、宗教や被害者、加害者を問わず、DV、家庭内暴力、ひきこもり、虐待、多重債務、ストーカー、自殺など、さまざまな問題を抱えた人々の相談を受け、サポートをしている団体です。

当日は、立正佼成会仙台教会 会議室に、教会リーダーを中心に約30名が参加し、玄氏が紹介されたテレビ報道のVTR視聴、玄氏の講演、そして質疑応答が活発に行われました。

玄氏は講演の中で、
「私のところには老若男女を問わずさまざまな人が、さまざまな悩み、苦しみを抱えてお見えになります。ほとんどの方は、現実の社会から追われて命がけで来られます。私はそういった人たちの心に寄り添い、真剣に話を聴かせてもらいます。上から目線であったり、説教をしてしまってはだめです。限られた時間の中ですが、心からお話しを聴かさせて頂いたあと、《原点に帰るよう》相手にお伝えします。苦しみの根源となっているものを具体的に伝え、その根源に気づいてもらいます。その上で、“駆け込み寺”とは別名“縁切寺”です。今までのすべての「縁」をその人自身に切ってもらい、その人が新しい人生を自立して歩んでいってもらえるよう、精一杯の応援をしてもらっています」

という趣旨のお話を頂き、「人を救う」ことに命がけで取り組んでいらっしゃる、玄氏のお人柄と情熱も合わせて教えて頂いた研究会となりました。

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当日の研究会の模様

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参加者の質問に真剣に耳を傾ける玄氏

玄 秀盛氏プロフィール
 1956年大阪府生まれ。「4人の母」と「4人の父」のもとを転々として育つ。28業種に及ぶ職業を経験。10社以上の会社を設立。90年、比叡山の酒井雄哉大阿闍梨のもとで得度。2002年、「NPO法人日本ソーシャル・マイノリティ協会」を立ち上げる。2011年に「一般社団法人日本駆け込み寺」を設立、翌年に「公益社団法人日本駆け込み寺」となる。3万人以上の相談者の問題を解決。その生き方、生き様はさまざまなマスコミで取り上げられ、またテレビドラマ化されている。『もう大丈夫』『駆け込み寺の男』『何があっても生きる』など、その著書・共著は多数にのぼる。

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