🖊 2019年次 仙台教会「市民社会のためのリーダー養成塾」が無事、閉塾されました 📓
- 2019/10/22
- 地域で創る
本年次、第2期の立正佼成会仙台教会「市民社会のためのリーダー養成塾」(年4回)の最終回となる第4回が、10月19日(土)、20日(日)にわたり、立正佼成会本部にて開催され、塾生11名が卒塾しました。
仙台教会長である近藤雅則塾長のもと、塾生は11名。塾生の内訳は20代から60代の会社員、企業経営者、地域の民生委員、児童委員、ボランティア活動者、主婦といった人たちです。
第4回のテーマは「Think Globally,Act Locally」(地球規模で考え、足元から行動しよう!!)。このテーマには、《世界に眼を向けながら、地域のために行動していける私にならせて頂く》という願いが込められています。
第4回の講義、講演、そして講師は以下の通りです。
【特別講義】
○庭野日敬開祖の「法華経観」、「平和観」 講師:庭野光祥(立正佼成会次代会長)
【講 義】
○「宗教協力」の未来~現状とその展望~ 講師:国富敬二(世界宗教者平和会議日本委員会事務局長)
【特別講演】
○今、自分にできること-平和を創り出すために- 講師:鬼丸昌也(NPO法人 テラ・ルネッサンス創設者、理事)
本塾の名誉塾長でもあります庭野光祥次代会長からは、質疑応答形式での講義が進み、自らの祖父であり、本会の創立者である庭野日敬開祖とのふれあいを通して、“世界平和に向けての弛まぬ実践”の大切さをご披瀝頂きました。なかでも、
「私には自信はありませんが、この『法華経』の教えと庭野日敬開祖の歩まれた道には絶対の自信があります。自分が世界の平和のために、また身近な人さまのために良いと思ったことは、まずやってみたい。そして、開祖さまがご覧になられていた風景、景色を自分もいつかは必ず見てみたい」
という光祥さまのお言葉を拝聴し、塾生一同、卒塾後の自らの実践の決意をさらに強く持たせて頂きました。
WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の国富敬二事務局長からは、庭野日敬開祖の「宗教協力・世界平和」に向けてのお言葉と実践を教えて頂き、また本年8月20日〜23日、ドイツ・リンダウで開催された第10回WCRP/RfP(世界宗教者平和会議)世界大会の模様、「宣言文」が紹介されました。WCRPの創設者の一人である庭野日敬開祖の、
「平和への道は、はるかな道のりです。しかし、それをめざす努力のなかに平和があるのです」
「宗教協力の出発点は、互いが知り合うことだ。出会い、話し合えば相手を理解できる。相手が理解できると協力できる。そこに平和が生まれ広がっていく」
というお言葉を通して、世界の平和づくりに向けてさまざまな宗教が手を携え、協力していくことの大切さと、自分自身が何よりもまず「すべての人を拝むことができる心の平和な人」になることを教えて頂きました。
NPO法人テラ・ルネッサンスの創設者である鬼丸昌也先生からは、「今、自分にできること-平和を創り出すために」と題しての特別講演を頂きました。
NPO法人テラ・ルネッサンスは、2018年のノーベル平和賞受賞者であるコンゴ民主共和国のデニ・ムクウェゲ医師らとも協力し、コンゴ、ウガンダ、ブルンジといった各国で元子ども兵の社会復帰支援を実施し、また日本国内では岩手県大槌町を中心に、東日本大震災における被災者支援活動を展開しています。
2001年、大学在学中に「全ての生命が安心して生活できる社会の実現」をめざして「テラ・ルネッサンス」設立された鬼丸先生の情熱溢れるお言葉の一つ一つに、塾生一同、心から感動させて頂きました。
とりわけ、「すべての変化は、一人から始められます。と同時に人間は、いつでも、いつからでも変わることができます。私たち一人ひとりの力は微力であっても、けっして無力ではありません。今できることを、続けていきましょう」というお言葉に、大いに勇気づけられました。
また、私たちのために公務の合間を縫って、本会の川端健之理事長が駆け付けてくださり、『法華経』の真髄といわれる如来寿量品の自我偈を引用され、久遠のご本仏さまの大慈大悲のおはたらきを通して、私たちに真のリーダーとしての心がまえをくださいました。
今回の2日間の中では、1年間の学びの成果を披瀝する各塾生による「卒塾発表会」が行われ、また2日目の20日午後からは「卒塾式」が行われました。
「卒塾式」では、塾生一人ひとりに近藤雅則塾長より「卒塾証書」が授与され、本塾の齋藤忠夫特別講師(東北大学名誉教授、農学博士)から一年間、全4回の学びの総括を頂き、その後、「塾生に期待すること-卒塾にあたって-」をテーマに近藤塾長より卒塾講話があり、2019年次の仙台教会「市民社会のためのリーダー養成塾」も無事、閉塾いたしました。