☆「山形県宗教者懇話会」の平和の祈りに参加 ☆

山形懇話会(2019.10)決定 10月10日、「山形県宗教者懇話会」の平和の祈りが立正佼成会山形教会で開催。大寿昭芳会長(無量寺住職)の挨拶に続き、近藤雅則教会長が講話者として登壇し、次のように述べました。

「山形県宗教懇話会」の設立趣意書にある「いまこそ、宗教なるがゆえに対立するのでなく、人間の幸福と救いとう共通の願いをもつ宗教なるがゆえにこそ、相協力して、世界平和のために貢献しなければならぬという深い責任を感ずるのであります。そのことが神のみ心、仏の精神を地上に実現しようとする、わたくしたち宗教者の使命であって、そのために、わたくしたち宗教者は、『何をなすべきか、何ができるのか』を、この懇話会において、真剣に語り合いたいものであります。」という一文にとても感動しました。
 仏教で説かれる地獄と極楽の様子は次のようになっているそうです。地獄では、大勢で大きな鍋を囲み、全員が長い箸を持っている。懸命に食べようとするが、箸が長いためにどうしても食べることができず、みなイライラし、やせ細っている。
 一方極楽でも、状況は同じ。しかし、極楽の住人はみんなが和気あいあいと、おいしいご馳走をおなか一杯食べて満足している。地獄と極楽、どこが違うのか。地獄では、自分だけがなんとか食べようとしてうまくいかない。極楽では、「お先にどうぞ」と、自分よりも隣の人に食べさせるために、箸が長くても、ちゃんと食べることができるというわけです。
 このように、自分のことだけでなく、他人のことを考えることができる豊かな心を持つ人間をつくることこそが、宗教者の重大な使命であると思います。
 この「山形県宗教者懇話会」と私ども立正佼成会仙台教会も所属する「宮城県宗教法人連絡協議会」が、今後、交流できることを心から楽しみにしております。皆さま、本日は誠に有り難うございました。

 その後に行われた平和の祈りでは、「宇宙共生 世界平和」「東日本大震災並びに各地災害犠牲者慰霊・復興祈願」をキリスト教、寺院、神道、立正佼成会がそれぞれの儀礼儀式で祈り、打鐘祈願、氏家榮脩副会長(若松寺住職)の挨拶で閉会されました。

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