新年、おめでとうございます🎍
令和6年、新たな扉が開けられました。令和7年は「また来たいね、また会いたいね。みんなが主役。感謝のバトンをつなげて」のホットワードを進化・アップデートして前進して参りましょう。
「苟(まこと)ニ日ニ新タニ、日(ひ)日(び)ニ新タニ、又(また)、日ニ新タナリ」、新たな気持ちで元気に精進する一年です。ワクワク満載、宜しくお願いいたします。
では、1月号の会長先生のご法話を共に味わいましょう。
すべての人がいっせいに新たなスタートをきる日本の正月は、いわば一年の「始発駅」。心機一転をはかる絶好の機会となります。歌人の斎藤茂吉(さいとうもきち)に倣いて、「新しき年のはじめにおもうことひとつ心につとめて行かな」と。この始発駅でしっかりと一年にわたる旅の支度を整えましょう。是非、「寒中読誦修行」までには、整えたいものです。(慌てずに(笑))
今年、米寿を迎える会長先生のいつに変わらぬ「一年の計」は、いつでも精進と思いやりの心を忘れずに全身・成長していきたいと願っています。そして、「人づくり」の大切さ。~(基本構想「創立百年に向けて」・年頭法話)「一年計画ならば穀物を植えるのがいい。十年計画ならば樹木を植えるのがいい。終身計画ならば人を育てるのに及ぶものがない」。
現実の異常気象が進む地球環境、世界各地で続く戦争・紛争を思うと、誠に今を生きる私たちの責務を痛感します。
私たちが目指す、「人づくり」=「自分づくり」とは。仏教徒の立場でいうと、菩薩を育てること。
菩薩とは~自分の幸せだけではなく、家族や地域の人はもちろん、遠い世界の人びとをも幸せにしたい、救われてほしいと願って力を尽くす思いやりの心を持った人。
オアシスとは~人を憩わせ安心を与える「オアシス」のような心を持った菩薩がいるところです。~(基本構想「創立百年に向けて」より)
人材育成は、一朝一夕にできるものではなく、そのあり方も多様です。しかし、思いやりのある善き友・サンガが大勢いて、だれもが身も心も安らかになる――そんなオアシスのような教団、教会、支部、徳という基盤があるならば、必ず育成が推進できると信じています。
人間の欲望や暴力が肥大化する一方、欲望にきりがないように「理想も無限でなければならない」との先人の教え。理想のないところに進歩はなく、理想を現実のものとする営みが人の生活(人道)だと。まさしく、理想、未来への希望の光・エネルギーなのです。
その理想実現のスタートラインに立つ私たち一人ひとりです。
皆さん、周りを眺めてください。今までの私のヒストリー・ストーリーを振り返るとそこには「オアシス」がありました。互いの命の尊さや弱さでつながる善き友がいます。
そのありのままの相(スガタ)を見、実感した仙台教会発足65周年の令和6年でした。まさに、たくさんの菩薩の「苗代」でした。これからの収穫が大いに楽しみです。
今年も出愛(であい)を楽しみ、学んで参りたいと思います。
令和7年も宜しくお願い致します。
合 掌
令和七年元旦
立正佼成会仙台教会
教会長 岩間由記子