「秋季彼岸会」は、全支部・全地区で色とりどりの真心からの供養がなされました。皆さま、それぞれにみ仏さま、ご先祖さまからのプレゼントを感じられたことと思います。
今月は「開祖さま入寂会」の月です。開祖さまの笑顔、堂々としたお姿が目に浮かびます。
そして、13日(日)は、
仙台教会発足65周年 みんな集まれ~「地域感謝祭」
サブテーマ つながろう、ありがとうの輪 広げよう、未来に向けて
です。
日ごろお世話になっている地域の方々に感謝をお伝えするとともに、楽しい時間を過ごしましょう。会員相互が出会いを喜び、感謝を繋げる機会となることでしょう。ワーイワイ!!
今月の機関誌『佼成』の会長先生ご法話は、『心を耕し、仏に戻る』です。一瞬、仏さまと同じ性質をもつ自他の尊厳に気づいたとしても、また、疑問がわく。忘れてしまう。しかし、困っている人を見て「なんとかしたい」と思いやるような機会があると、自分の仏性に気づき仏性そのものの自己を思い出す。
会長先生は、こうしたことの繰り返しを「仏性そのものである自己の自覚が深まることであり、そうした繰り返しが大切です」と。そうして、少しずつ仏性の自覚が深まるのです。
しかし、その途中、深まる中でも、私たちはつい愚痴を吐いたり(言ってもしょうがないと分かっていても)、怒ったり(怒らない方がいいと、知っていても)、人に心ない仕打ち(イヤミを言ったり、知らんふり)をしたりしてしまいます。
そのような思いやりのない自分と、仏性の自覚に立った自分との隔たりを恥ずかしく思って悩む(どうしてあんなことをしてしまったのか、情けない私。相手の仏性を拝めなかった私。)私たちです。
それでも。「仏性の自覚なんて、私には無理だ」などと卑屈になる必要はありません。昔の高僧でさえ「大悟十八遍、小悟は数しれず」というくらい、気づきと反省を繰り返しながら、つねに「仏のように生きたい」と心を耕しつづけられたのですから、むしろ恥ずかしいと感じて気づいたその思いが成長や向上の足がかりになるのです。
そして、何より大事なことは、「一切衆生悉有仏性」ということをかみしめられる人間として、生かされている有り難さに感謝し、やさしさと思いやりを忘れないことす。
今月の『心を耕し、仏を掘り起こす』のかなで、バラモンと釈尊の対話をお示しくださいました。その力強いメッセージ。私たちが信仰の種を播き、怠ることなく耕作を続けると「あらゆる苦悩から解き放たれる」。私たちは、この堂々たるお言葉を素直に受け止めて仏道を歩めばいいのです、と。
さあ、今月は、「人さまを喜ばせるような行為を積み重ねていくうちに、私たちに授かった大慈悲心、『仏性』というものは、どんどん輝き」を増し、「『仏性』と『仏性』が響き合う、仏の世界」が築かれるという開祖さまのお言葉を素直に受け止めて堂々と感謝と共に伝えましょう。 一歩一歩~トライ&エラー。
「また来たいね、また会いたいね みんなが主役 感謝のバトン」10月13日 仙台教会発足65周年 みんな集まれ~「地域感謝祭」11月10日 仙台教会発足65周年式典 つなげよう感謝のバトン~ありがとうを伝えよう
立正佼成会仙台教会
教会長 岩間由記子