キリスト教 趙泳相宣教師さまの講演会が開催されました!(仙台教会「あおばの会」講演会より)

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講演をされる、趙泳相師

 7月14日、仙台教会にて「仙台教会あおばの会」講演会が開催されました。当日は、会員、未会員を含めて600名を超す参加者がありました。講演者は、宮城県石巻市で東日本大震災直後より震災復興にご尽力をされてきた、キリスト教牧師であり宣教師の趙泳相師です。
 趙泳相師は韓国で生まれ、育ち、お父様の「敬天愛人(天を敬い人を愛す)」という教訓と深い愛情を受け、またお母様の豊かな母性愛に包まれ、育てられました。成人後は12年間、韓国で高校の数学教師や大学の聖書の教師を経て、やがて韓国のキリスト教会から母国・韓国と日本のキリスト教の架け橋役となるべく“宣教師”として来日されました。
 2011年3月11日に発生した「東日本大震災」の直後から、甚大な被害を受けた石巻市で地域復興支援センター「お茶っこはうすオアシス」を運営し、地域住民が「家族共同体」として共に復興していけるよう、現在も救援復興事業に弛まぬ努力、実践をされています。
 当日のご講演の要旨は、以下の通りです。

私は『聖書』の言葉をもとに、お互いが仕え合う喜びを持つことで、それが幸せな自らの人生に繋がっていくと思います。これからの日本は、このたびの西日本の異常な豪雨ではありませんが、天災や自然災害、そして人災ともいえる災害が、残念ながらさらに激しく発生していく国になっていくと思っています。だからこそ、このような時だからこそ、嘆き苦しむ人、悲しむ人、辛さを抱えている人と共に、私は共に悲しみ、共に泣く人になっていきたいと思います。
 自分自身の人生を見つめてください。これからの私たち一人一人の人生は、このままでいいのでしょうか?自らが「いつも悦びの心でいるか?」、「人さまの幸せを思い、神さま、仏さまに絶えず祈りを捧げているか?」、「自分の身の回りのことに心から感謝をしているか?」。ぜひ、今一度、深く反省してみる時が来ているのかもしれません。
 私は、あの「蛍(ホタル)」のように、たとえ小さな光であっても、闇夜を照らしていける人生を送っていきたいと思います。そして、神のもとに召される時には、自分の人生に誇りを持ち、楽しさと何かを成し遂げた喜びを持ち、「生きててよかった〜!!」と心から叫びたいです。
 『聖書』の中に、一粒の麦が地に落ちて無数の実を結ぶように、一人の人間の犠牲によってたくさんの人々が救われると説かれたイエスさまの言葉があります。私も「一粒の麦」となって死んでいきたいと思っています。

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趙泳相師(中央)と近藤雅則教会長(向って左)

仙台教会「あおばの会」とは
  「あおばの会」は、今日的な社会的課題や仙台教会を取り巻く諸課題に対して、宮城県内の学識経験者を中心とする有識者、地域社会で貢献活動をされている方々にお集まり頂き、対話・交流を深め、熟議を重ね、叡智を結集して、心豊かで住みよい平和社会の構築と実現に資することを目的とします。代表は齋藤忠夫氏(東北大学名誉教授)。

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