
いよいよ11月。開祖さま生誕会の月です。会長先生米寿の賀寿を迎えた令和7年もあと少しとなりました。仙台教会の本年の収穫祭と思しき「地域感謝祭2025」は、好天の恵まれ皆さまの溢れる情熱とエネルギーの発光の場となりました。たくさんの参加者、地域の方のご来場の機会となり、笑顔・笑い声が溢れました。誠にありがとうございました。
『佼成』11月号の会長法話 みんなで奏でるハーモニー①分断と調和
 ・行くところのない私たち
「自分が生きていることがそのまま人さまへの布施になるような人生を送りたい」 (開祖さま米寿の年)
 いま、世界のあちこちで繰り広げられている現実は、自分の思いどおりにならないからと不満を募(つの)らせ、対立する人を憎み、己の利益のためなら調和など歯牙(しが)にもかけず相手を打ち負かすことも国や社会の分断さえいとわないひとたちがいます。
  私たちが、忘れている大事なことは~私たちはみな、あらゆる因縁のなかでおたがいに生かし生かされあっているという理(ことわり)です。
  なぜなら、「私は三度、地球を離れたが、ほかに行くところはなかった。どうか宇宙船地球号を慈しんでほしい」と。(アメリカの最初の宇宙飛行士 シラー)
  三人の宇宙飛行士さんの感想は、地球を宇宙から俯瞰(ふかん)して見た唯一無二のお気持ち、自由自在な神仏からのメッシージともうけとめられると思いました。
・自灯明・法灯明を胸に
  つまり、宇宙から見た地球の写真は、私たちがどのような摂理のもとで生きているかを気づかせてくれるのではないでしょうか。そして、
開祖さまの涅槃寂静を具体的表現したお言葉 「おたがいが愛しあい、おもいやりあって、遅れるものは手を引き、力の足りないものには力を貸し、つりあいをとりながら、一緒に歩く。人類全体がこういう生きかたをすることができれば、生々せいせいはつらつたる創造と進歩の生活のなかに、しかも大きな安らぎを味わうことができる」と。
このようにありたいと願う自らの心を拠り所(よりどころ)とし(自灯明)、この世の理(ことわり)を拠り所として(法灯明)、身近で困っている人を助けたり声をかけたり、とくに縁もない人びとの窮状にも心を寄せて、自分にできることを実践する~「平和行(へいわぎょう)」:おたがいを大切に思い、たすけあい、皆が笑顔で元気に活き活きと学び、実践する日々‥‥
「部屋の暗さに不満を言う前に、自分からすすんで窓を開けようではありませんか」
 今月は、私たち一人ひとりが“わたし”“一年”をとりだして丁寧に開けてみましょう。そこには、とても大切なプレゼントが…あります。
  開祖さま、サンガの皆さまと共に11月は、明るく・優しく・温かなハーモニーを奏でましょう。
  季節の変わり目、おたがいさまに元気に精進いたしましょう。
令和七年十一月
立正佼成会仙台教会
 教会長 岩間由記子



       















