💎 庭野日敬開祖「一日一言」~毎日のことば~(新年1月)

2021-30

 新年も立正佼成会を創立した庭野日敬開祖の珠玉のおことばを「一日一言」と題して、毎日更新し、1つずつご紹介していきます。お正月1月のテーマは「庭野開祖のお心と教え」です。

《1月18日》
一つずつの自信
 青年は、あれこれ迷う前に行動することです。一つのことに熱中すると、一つの自信が生まれます。誠心誠意コツコツとやっていれば周囲が評価してくれて、それで、もう一つ自信がついてきます。そうして、だんだん自分の目標が見えてくると、青年の目の色が違ってくるのですね。(『開祖随感』より)

《1月17日》
悦びをもった青年を
 心の底から相手のことを思いやる心、その小さな行為の中に仏さまが顕(あらわ)れ、それが相手の心を揺さぶるのだと考えますが、そういう悦びをもった青年を一人でもふやしていく実践の積み重ねによって平和社会のいしずえが築かれていくと思うのです。(『笑顔のさきに「合掌礼拝」』より)

《1月16日》
でくの坊だと言われても
 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩の中に、“雨にも風にも負けず、そして人にでくの坊だと言われてもちっとも動じないような人になりたい”といった言葉がありますが、青年はすべからく、そういう気持ちになっていただきたい。(『庭野日敬法話選集』より)

《1月15日》
親子
 親は子を一個の人間として見、その存在価値の尊厳さを認めてやらなければなりません。自分の思うとおりに動くロボットのように考えることは、絶対にやめることです。(『庭野日敬法話選集』より)

《1月14日》
美しい家庭
 忍耐し合い、譲り合い、人権を認め合う態度、これがあってこそ品格のある、美しい家庭となり得るのです。(『庭野日敬法話選集』より)

《1月13日》
家庭は人間らしい心をはぐくむ場
 親子・兄弟・姉妹が愛情と信頼と献身とをもって一つにつながり合っている家庭という世界こそ、人間らしい心をはぐくむ絶好の場であります。(『庭野日敬法話選集』より)

《1月12日》
夫婦の愛情
 夫婦間の愛情は、長い年月をかけ、お互いの緊密な共同作業によって、自分たちで築き上げていくものであって、安易な既製品はないことを知っておくべきです。(『庭野日敬法話選集』より)

《1月11日》
本当の夫婦
 夫婦の生活もマラソンレースみたいなものです。長い道程です。苦しみは付きものです。そこを二人三脚で助け合いながら走り切るのが、本当の夫婦であり、価値ある人生なのです。(『庭野日敬法話選集』より)

奥さまと

奥さまと共に

《1月10日》
大志をもつ
 志を大きくもちながら、つねに脚下照顧、今日をたいせつにし、現在の仕事を着実に果たしていかねばなりません。いや、志を大きくもっておれば、おのずからそこに新鮮な創意工夫が生みだされますから、現在の仕事もただ十分にではなく、十二分にも十五分にも価値を拡大することができるのです。それが、大志をもつものと、もたざるものとのちがいです。(『佼成』より)

《1月9日》
重重無尽の因果
「よい花」を咲かせるには、「よい種子」を蒔かなければなりません。その「よい種子」とは、「よい実」の中に生じたものであり、その「よい実」は「よい花」から結ばれたものです。卵と鶏とどちらが先かというのと同じで、因果の関係は、このように無限に巡り巡っていくものなのです。
 しかも、そうしたタテの因果だけでなく、よい花が咲くのには、土壌とか、気象などの環境や、ハチやチョウなどの協力や、人間がしてくれる施肥・灌水(かんすい)などの管理といったヨコの因果もからまってきます。花一つ咲くにしても、こうしてタテ・ヨコの因果が重重無尽に重なり合っているのです。世の中の万物万象、この法則から外れるものは一つとしてありません。(『躍進』より)

《1月8日》
正しい信
 正しい〈信〉とは、何を信ずるのでしょうか。わたしは、仏教徒であるかぎり、つぎの三つを信ずるのが根本であると断じたいのです。

①この宇宙の根元は、絶対唯一の存在(真如すなわち久遠の本仏)であり、われわれはその大生命に生かされていることを信ずる。

②その久遠の本仏、すなわち絶対唯一の大生命の存在を悟得し、その悟得を衆生に伝えるために説かれた釈迦牟尼世尊の教えが、最高の真理であると信ずる。

③釈迦牟尼世尊の説かれた教えを正しく学び、正しく守り、正しく行ずる人びとの集まりである正定聚こそ、この世に理想国土を建設する力の基盤であることを信ずる。(『躍進』より)

《1月7日》
心の出家
 三宝に帰依する念をもって、社会のために働くという心の出家が大切なのです。(中略)われわれが心の出家をすれば、その影響は必ず周囲の者に及び、知らず知らずのうちに大きな功德を与えるものです。(『庭野日敬法話選集』より)

《1月6日》
まず平和な家庭を
 私達には使命があります。言うまでもなくお釈迦さまの教えを多くの人に伝え、世の中全体を平和な仏国土にするということです。そのためには、まず自分の家から、教えにそった平和な家庭を築き、その力を蓄え、その力をもって外に向かって働きかけていくことが肝要です。(『庭野日敬法話選集』より)

《1月5日》
家庭の成仏
 私ども立正佼成会の僧伽では「下がる」ということをよく説きます。これは、決して形の上だけへりくだったり、譲ったりするのではありません。じつは、この「下がる」ということが心の中の我を捨てることなのです。我を捨てて相手の存在価値を拝むことなのです。「わたしが」「オレが」でなく、「あなたがあればこそ」「お前のおかげで」と考えることです。そうすれば、その思いは必ず形の上に現われてきます。これがほんとうの「下がる」ことなのです。(中略)
 つまり、まずだれかひとりが菩薩になることが必要なのです。だれかひとりが菩薩になり、ほんとうの意味の「下がる」を持てば、「和」は自然に醸成されてくるものなのです。それは「下がる心」「拝む心」が人々にそなわっている仏性を拝み出してくれるからです。そうして、仏さまに囲まれている自分を発見することができたときに、この世がそのまま極楽浄土になるのです。
 その極楽浄土は家庭においてこそ、最も容易に醸成できるものなのです。そして、そこを基地として、職場へ、地域社会へと、その「下がる心」による「和」を次第に広げていったとき、この社会全体が極楽浄土と化していきます。これが私達の社会浄化の働きかけにほかなりません。
 だからこそ、立正佼成会では、「家庭の成仏」を非常にたいせつに考え、何よりもそれをめざして精進しているのです。(『躍進』より)

《1月4日》
家庭が大事
 いつも自分を見ている人がいる場所に仏さまはいらっしゃるのです。仏さまを、自分以外の遠いところに見るのではなくて、自分の身近な場で、あるいは自分のなかに仏を発見することが大事なのです。だから、在家仏教では家庭が大事なのです。(『笑顔のさきに「常住此説法」』より)

《1月3日》
末法を救う
 このまま世界中で化石燃料を使い続けると、炭酸ガスが地球を覆って温度が上がり、南極の氷山が解けだして陸地のかなりの部分が水没してしまう、と警告が発せられています。裏付けのある予測で、世界の指導者がこぞってそれを訴え始めました。末法(まっぽう)というと、法がまったく絶えた真っ暗闇の時代を考えがちですが、法は厳然として存在しているのに、人びとが法からどんどん離れてしまうのが末法の時代です。
 物があふれ、はなやかなに繁栄しているようにみえるいまの社会も、豊かさや便利さを飽くことなく追い続けると、どんどん法からはずれ、破滅の道をたどりかねません。
 法華経には、燃えさかる家の中で、その火に気づかずに遊びほうけている子どもたちの話が出てきます。その子どもたちに仏さまは、「外には、すばらしい車があるぞ」と呼びかけて大火から救いだされます。幸せを求めているつもりで、自分がどこへ向かっているか気づかずにいる現代人も、“火宅の子”と言えましょう。その人たちへの呼びかけは、物の豊かさや便利さを上回る真の豊かさ、本当の喜びを知ってもらうことです。
 新しい年を迎え、決意を新たにしようではありませんか。(『開祖随感』より)

《1月2日》
目の前の仏を拝む
 お釈迦さまは法華経で、すべての人に成仏の保証を与えられています。その条件として、たとえば舎利弗尊者に対しての授記では、「舎利弗よ、あなたは無数の仏につかえて菩薩行に励み、未来世に華光(けこう)という名の仏になって人びとを救うことになります」と語られます。万億の仏の供養が成仏の条件としてあげられているわけで、私たちには、ほど遠いことのように思えます。
 しかし、そのお手本が具体的にちゃんと示されているのです。それが常不軽菩薩の礼拝行です。常不軽菩薩は出会う人出会う人を拝みぬきます。自分をののしる人にも、暴力を振るう人にも、仏を見ていくのです。
 私たちは、家庭で、職場で、社会で、数えきれない人に出会います。その一人ひとりに仏さまがいらっしゃるのです。その仏さまを拝んでいくのが万億の仏を供養することだともいえましょう。自分を守ることに汲々(きゅうきゅう)とするのではなく、出会う人のすべてに喜びを与えていける自分になる決意をしようではありませんか。まず、自分が光り輝く存在にならなくてはなりません。この決意を持ったら、今年はすばらしい一年になりましょう。(『開祖随感』より)

《1月1日》
国の宝
 新年、明けましておめでとうございます。年頭にあたり、みなさまのご多幸を心からお祈りいたします。
 昨年も、国内、国外を含めていろいろな問題が起こりましたが、なにはともあれ、こうして正月を迎えさせていただいたことに、お互いさま心から感謝しなくてはなりません。そして、新しい気持ちで、この一年を踏みだそうではありませんか。(中略)
 日本には資源がありません。人間こそが財産であり、国の宝です。伝教大師は「径寸十枚是(こ)れ国宝に非ず、一隅を照らす此れ則ち国宝なり」とおっしゃいました。与えられた自分の仕事に打ち込んで、その場になくてはならない人間になること、それが「一隅を照らす人」です。
 その姿をもって周囲の人を正しい道に導くことができれば、必ず国は栄えます。そういう人こそ国の宝なのです。まず己を正す月、これが真の正月です。(『開祖随感』より)

初日の出

令和三年「初日の出」(伊勢にて)

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