💎 庭野日敬開祖「一日一言」~毎日のことば~(令和5年1月)

2021-18

明けましておめでとうございます。新年も庭野開祖の珠玉のおことばを、毎月「一日一言」と題して、1つずつご紹介していきます。今月は「仏性礼拝行」がテーマです。

【1月31日 常不軽菩薩のように】
 法華経には、常不軽菩薩の礼拝行が説かれています。常不軽菩薩は、どんな人であろうが「この人は仏性を具えていて、必ず仏になる人だ」と、もう、ぜったいに信じきって拝み続けるのです。
 ですから、石を投げつけられても、杖で打ちかかられても、「あなたがどんなことをしようと、私は、あなたを信じて疑いません。あなたは仏になる人だからです」と拝み続ける。相手がどんなむちゃを言おうが、まったくおかまいなしです。文字どおり、拝み倒すのです。
 そういう人に出会うと、人は降参するしかないのですね。心の奥の奥に眠っている、けがれのないきれいな心がほとばしってくるのです。(『開祖随感』より)

【1月30日 形は拝んでいても】
 信仰も慣れが出てくると、形だけ立派でも心が伴わなくなりがちです。
 手を合わせて形は相手を拝んでいても、心の中で、「この人は、人の言うことにいちいち反発する困った人だ」などと思っていたのでは、相手は心を開いてくれません。(『開祖随感』より)

【1月29日 自分自身に目を向ける】
 なによりもまず、自分自身に目を向けなければなりません。禅宗では「見性成仏(けんしょうじょうぶつ」ということを教えます。自分の心を徹底的に掘り下げて見極めてこそ、わが身が仏性そのものにほかならないことが自覚でき、本当の自分に目覚めることができるのです。(『開祖随感』より)

【1月28日 衆生の外(ほか)に仏なし】
 人が人を救う菩薩行とか、人はみな仏性をそなえていて仏になれるのだという話になると、多少意見が異なってきて、キリスト教では、神は神、人間はあくまでも人間という考え方が強いのを感じさせられます。仏教では修行次第ですべての人が仏になれることが約束されているわけです。
 白隠禅師(はくいんぜんじ)は、衆生と仏は本来、水と氷のようなものであると言われ、「水をはなれて氷なく、衆生の外(ほか)に仏なし」という言葉でそれを教えてくださっています。(『開祖随感』より)

【1月27日 心に寄り添って】
 どんなに立派な教えであっても、「人間はこうあるべきだ」と、建て前だけを説いたのでは、なかなか人は耳を傾けてくれません。相手の心に寄り添って、その人の苦しみをわたことのように感じ取り、苦しみを分かち合えるようになったときに、その人の苦しみの大もとが見えてくるのです。(『開祖随感』より)

【1月26日 「そうですね」とうなずく】
 どうしたら人の気持ちがわかる人間になれるのかです。私は、どんな人に対するときも、まず相手の言葉に「そうですね」とうなずくことにしています。人は、相手が自分の言いたいことに耳を傾けてくれる、自分の考えを分かってくれると知ると、自分の気持ちをありのままに出して、なぜそういう考え方をすのかまで、話してくれるのです。(『開祖随感』より)

【1月25日 まず相手を受け入れる】
 法を説くのには、まず相手にこっちを向いてもらい、心を開いてもらうことが大事です。そのために、まず相手の言い分を「なるほど」と、うなずいて聞いてあげることから始めなくてはならないのです。(『開祖随感』より)

【1月24日 うるさくいう人にたいして】
 この人はいろいろとうるさいことばかり言って困った人だ、と思っていると、相手は絶対に変わりません。「やかましく言ってくれる人がいるからこそ、この教会は大丈夫なのだ。そういうお役をしてくれる人を、仏さまがお授けくださったのだ」と心から合掌する心になると、不思議に相手が建設的な意見を述べてくれるように変わってくるのです。(『開祖随感』より)

【1月23日 ほめる】
 一つのことを本当に身につけるのには、まず、やり続けることが大切です。人は、ほめられると向上心に火がついて、学ぶことが楽しくなり、希望がわいてきます。それが懈怠(けだい)の心に打ちかつ力になるのです。
 人の欠点は嫌でもすぐ目につきますが、人のよいところは努力しないと見えてきません。ほめ上手の人は、その努力を欠かさないのです。どこか一つでもいいところを見つけて、ほめてあげる。お辞儀の仕方の一つでもいい、返事の大きさだけでもいいのです。(『開祖随感』より)

【1月22日 分を守る】
 家庭成仏というのは、みんなが心から何族していられることだと考えると、分かりやすいと思うのです。相手を救うのだなどと力まなくてもいいのです。まず自分が自分の分を守る。
 ご主人はご主人の分を守る。奥さんは奥さんの分を守る。子どもは子どもの分を守る。まことに簡単なことのようですが、家族が互いに尊敬し合っていないと、この自分の分を守ることができないのです。(中略)
 互いに相手のよいところを見つける努力をして、それを、ひと言もいいから、口に出して言ってあげる。それが、相手を尊敬することです。そういう努力をしていると、おのずと自分の分が守れるようになってくるのです。
 会社の成仏、国の成仏、世界の成仏も、原理は一つです。(『開祖随感』より)

【1月21日 人を思いやる】
 人間にとっていちばん大事なのは、人さまの心が分かること、つまり、人の喜びや悲しみがよく分かって、明るく、温かく、素直な心で人の喜びや悲しみがよく分かって、明るく、温かく、素直な心で人のことを思いやれることだといっていいと思うのです。人間とは、人と人との間柄で生きるものという意味ですから、この、人さまのことを思いやれる心の上に、知識、技術が具わってこそ、鬼に金棒となるわけです。(『開祖随感』より)

【1月20日 優しい人】
 優しいという字は、人偏(にんべん)に憂(うれ)えると書きますが、自分のことで憂えるのでなく、人の悲しさ切なさを本当に憂えてあげられる人、それが優しい人です。そういう人こそ、人に生きる力を与えてあげられる人、人間としていちばん優れた人です。だから優しいという字は、優れているとも読むのです。(『開祖随感』より)

【1月19日 信じてくれる人のひと言】
 
お医者さんが病人を病人と見たのでは病気は直せない、といいます。健康な人が、いま、たまたま病んでいるだけだと見てこそ、病気の原因を見つけ、治療すれば必ず健康な人間に戻るのだ、と自信を持って治療に当たれるわけです。(中略)子どもたちも、善悪は百も承知です。損得も分かっています。それでも言うことを聞けないのは、感情が反発しているからなのですが、自分の感情に負けてしまうその子どもが、パッと変わってしまうことがあります。それが、「この子の心はいま一時的に病んでいるだけなのだ」と信じてくれる人の、ひと言なのです。相手の仏性を信じてあげられる人のひと言は、百のお説教にまさるのです。(『開祖随感』より)

【1月18日 出会う人を通して】
 あの人、この人の欠点ばかりが目について、人をさしているうちは、「すべての人が仏性を具えた私の子どもなのですよ」とおっしゃられる仏さまを本当に信じているとはいえないのですね。
 出会う人、出会う人を通して、自分の三宝帰依がどれだけ本物になっているかが確かめられるわけです。(『開祖随感』より)

【1月17日 ひと声かける大切さ】
 お釈迦さまは、「だれも自分がいちばん大事。そのことを知ったならば、自分と同じように人を決して傷つけてはならない」と教えられていますが、「仏性礼拝」を口をすっぱくして説くよりも、どなたにもひと声、声をかけてあげる実践のほうが大事です。(『開祖随感』より)

【1月16日 信じて、待つ】
 「如来の衣とは柔和忍辱(にゅうわにんにく)の心是れなり」と経典にありまう。相手がかたくなになればなるほど、それを柔らかく包み込み、待ってあげることが大事なのです。相手を裁くのではなく、相手の苦しさを分かってあげて、信じて、待つ。人に生まれ変わってもらうのは、こちらの修行でもあるのです。(『開祖随感』より)

【1月15日 仏性の自覚】
 法華経が教える仏性の自覚は、「自分の本質は宇宙の永遠のいのちと一体である」ことをみつめることです。(『庭野日敬法話選集』より)

【1月14日 ギリギリの本質】
 仏性というもののギリギリの本質は、宇宙の究極の実在であります。人間を含む万物の根源である大生命であります。(『庭野日敬法話選集』より)

【1月13日 真・善・美】
 仏性こそは、われわれ人間の実相であり、〈真〉と〈善〉と〈美〉を完全にそなえたものであります。(『庭野日敬法話選集』より)

【1月12日 話を聞いてくれる相手】
 いまの社会で人がいちばん求めているのは自分の話を聞いてくれる相手なのではないでしょうか。佼成会のいちばんの魅力は、どなたのどんな訴えでも親身になって聞いてあげるところにあるといってもいいと思うのです。(『開祖随感』より)

【1月11日 目の前の仏を拝む】
 私たちは、家庭で、職場で、社会で、数えきれない人に出会います。その一人ひとりに仏さまがいらっしゃるのです。その仏さまを拝んでいくのが万億の仏を供養することだともいえましょう。自分を守ることに汲々(きゅうきゅう)とするのでなく、出会う人のすべてに喜びを与えていける自分になる決意をしようではありませんか。(『開祖随感』より)

【1月10日 慈眼を具える】
 私たちはふだん、自分の立場からしかものごとを見られないのですが、そこで一度踏みとどまって、相手の立場に立ってみる。相手の立場に立って考えてみる。すると、同じことが、まるで違って見えてきます。目からウロコが落ちたように、相手の心、ものごとの本当の姿が見えてくるのですね。
 人さまの立場に身を置き換えて見直すことができるようになることが、「慈眼」を具えることだといってもいいと思うのです。(『開祖随感』より)

【1月9日 奥底の心】
 とんでもない悪事をおかしてしまう人でも、良心のかけらもないという人はいません。いけないことだと知りながら心ならずも悪に引き込まれて苦しんでいる、その奥底の心を見ようとせずに、表面の言動だけで人を裁いてはならないのです。
 まず自分自身の心を深く見つめることができなくては、人と苦しみを共にする同悲は生まれません。その慈悲がなくては、人は救えないのです。(『開祖随感』より)

【1月8日 偉くなったような錯覚】
 自分に反対する人がだれもおらず、いつもみんなに合掌されていると、自分が偉くなったように錯覚しがちで、そこに我が出てしまいます。自分のわがままを押し通して、それに気づけなくなってしまうのです。(『開祖随感』より)

【1月7日 信じきる】
 私のこれまでの人生を振り返ってみても、いちばんの幸せは、仏さまを信じきって疑うことなく今日までこれたことに尽きると言いきることができます。そのお陰さまで、出会う人出会う人を、なんの心配ものなく信じることができたのだと、あらためて思わずにいられないのです。(『開祖随感』より)

【1月6日 認めて、ほめて】
 子どもにいきなり、「将来のためにがんばるんだ」と言っても効き目はありません。子どもの将来のことまで順序だてて考えることができないのです。それよりも、自分を認めてくれる人が目の前にいることのほうが大事で、そういう人がいると、ほめられたい一心でがんばる。そうして一つずつ力がついてくると、おもしろくなって本気になっていくのです。(『開祖随感』より)

【1月5日 相手に合わせる】
 いくら自分の意見を通してみたところで、一人の力でできることには限りがあります。自分と一つ心になって協力してくださる人材を、どれだけ得られるか。大事なのは、そこです。「みなさんが菩薩の行をなさる方だ」と拝む心になると、こっちの我など張る必要は、まったくなくなるのです。相手に合わせる気持ちになれば、相手も必ずあゆみ寄ってくれます。心と心は必ず通じ合うものなのです。(『開祖随感』より)

【1月4日 育てて育てられる】
 人育てが上手な幹部さんを見ていると、みなさん聞き上手、ほめ上手、人を喜ばせ上手です。「どうすれば、そういう聞き上手になれるのでしょうか」と尋ねられるのですが、秘訣は、「この人に、こう変わってもらわなくてはならん」などと初めから考えないことだと思うのです。(中略)
 善い悪いと決めつけずに、こちらの心を空っぽにして聞くことに徹しないと、相手を受け入れる余地が生まれません。一人の人を本物の信仰者に育て上げるのは並大抵のことではありませんが、その努力は相手のためだけではなく、自分もまた内に眠る慈悲心を引き出してもらっているのです。(『開祖随感』より)

【1月3日 人の誇りを拝む】
 相手が内心いちばん誇りにしているものを、心から尊重してあげる。それが礼拝行だといってもいいのではないでしょうか。それだけで人は見違えるように変わってしまうのです。(『開祖随感』より)

【1月2日 長所探し】
 幕末に活躍した吉田松陰が開いた松下村塾は、長州藩の私塾に過ぎなかったのに、木戸孝允、高杉晋作、伊藤博文など明治維新の逸材を輩出しました。どうして、それほどの人材が育ったのでしょうか。
 松陰先生は人の長所を見つけだす名人だったそうです。塾生の一人びとりを、「このことについては、きみが天下第一だ。このことでは、きみが第一だ」とほめるのです。(中略)
 私たちのサンガは、互いに人の長所を一生懸命に探し合ってみんなに輝いてもらう場といっていいでしょう。(『開祖随感』より)

【1月1日 一年の計】
 私が法華経に出遇って「これだ!」と躍り上がらんばかりの喜びを覚えたのも、かねがね「残らず人を救いとる教えはないものか」と真剣に求め続けていたからだと思うのです。ふだんからそういう目的を持っていなかったら、法華経の宝の山に出遇っても、どこがそんなにありがたいの気づけなかったかもしれません。目的を持ち、願いを持って生きる大切さを年の初めにしっかりと心に刻み直し、一年の計を立てたいものです。(『開祖随感』より)

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