こころの彩時記4「あなたの心の歌はなんですか?」
- 2016/9/2
- 自分を創る
私たちの仙台教会には、オリジナルの平和の歌があります。このホームページでも紹介されている
「あなたへの誓い ~ with many tears ~(たくさんの涙とともに)」
です。
作詞をされた岩井淑江さんは、
「現在の世界情勢はたいへん厳しいものとなっていますが、できる事からあきらめずに平和を願い、被災地・仙台から全国へ発信していきたいと思います」
と力強く語ってくれています。
この歌の副題として、~with many tears~(たくさんの涙とともに)とついています。なぜ、たくさんの涙とともに、あなたへ誓うのか・・・?
きっと人は涙を流した分だけ、人に優しくなれる。時には嬉しくて、時には悲しくて、時にはせつなくて、でもその流した涙は必ず自分を大きく育ててくれる、そんな思いで拝読し、拝聴しました。
8月15日の夜放送の「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 3時間SP」で、お坊さん方が仏教の心を歌っていると思う日本の名曲40曲を紹介していました。
中島みゆきの「時代」は人の輪廻を歌い、かつて大ヒットをした「およげ!たいやきくん」はお釈迦さまのご一生。井上陽水の「夢の中へ」は無我になることの大切さを歌っている等々といった40曲でした。
例えば、40曲に選ばれた、ゴダイゴの「銀河鉄道999」では、
♪さぁ行くんだ その顔を上げて 新しい風に心を洗おう♪
というフレーズは、まさに仏教の「洗心」だというのです。
♪あの人の目がうなずいていたよ 別れも愛のひとつだと♪
このフレーズを聞くたびに、亡くなった両親や庭野開祖を思い、思わず目頭が熱くなる思いがしてきた私にとっては、益々この歌が好きになりました。
そして、今、解散問題でゆれているスマップの「世界に一つだけの花」も選ばれていました。
♪そうさ僕らは 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい♪
私たち一人ひとりが自分の特性・持ち味を生かして、みんながそのことを認め合い生きていくことの大切さを改めて思います。
皆さんお一人お一人にも、きっと「忘れられない歌」、「思い出の歌」、「大好きな歌」があると思います。もう一度、その歌の歌詞をかみしめてみる。そこにまた何か新しい発見があるといいですね♪
音楽!自然の神々しき模倣よ!おまえと過ごした幸福な時へ、私はどれほど感謝すれば良いのだろう!
アントニオ・サリエリ(1750年-1825年。ベートーヴェンらを育てたイタリアの作曲家)