仏さまを描いてみよう!!〜癒しの仏画教室〜第6回「聖観世音菩薩」
- 2016/10/28
- 自分を創る
観音さまが登場されるお経典は数多くありますが、最も古く、有名なのは『妙法蓮華経』観世音菩薩普門品第二十五で、別名「観音経」です。また、とても短いお経文ですが、『延命十句観音経』も有名です。『般若心経』も観音さまが説かれたお経典です。
観音さまが、広く世の中の人びとを救われるために、衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて、種々の形体(三十三の身)を現わす。これを観音さまの「普門示現」(ふもんじげん)といいます。
この「普門示現」のお姿から、後に六観音、七観音、十五尊観音、三十三観音など多様多種な観音さまが生まれていきました。
今回のこのコーナーでは、最も基本となるお姿である聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)さまを描いてみましょう。奈良の薬師寺にご安置されている国宝「聖観世音菩薩像」のお姿をお手本としました。
今回のポイントは、優しいお顔、美しく流れる衣文、そして腰から下の宝石による装飾です。
どうぞ、印刷をされて、上に紙をあてて、なぞるなどして描いてみてください。彩色は、色鉛筆、水彩、マジック等、自由にお選びください。
【御真言:オン・アロリキヤ・ソワカ】