4月8日はお釈迦さまのお誕生日です~「釈尊降誕会式典」
- 2017/4/9
- 教会からのおしらせ
「釈尊降誕会」は、釈尊(お釈迦さま)の生誕を祝う法会のことで、「成道会」、「涅槃会」とともに仏教三大行事のひとつです。釈尊は紀元前5世紀頃、北インド・カピラヴァストゥという国(現ネパール領土)のルンビニ園で、シュッドーダナ国王と、マハー・マーヤー夫人との間にお生まれになりました。
お誕生したとき天人が香華を舞い散らせ、竜が清らかな水を降らせて産湯としたという故事にもとづき、「降誕会」では季節の花で飾った「花御堂(はなみどう)」に誕生仏を安置して、参拝者が甘茶を灌(そそ)ぎます。降誕会が「花まつり」「灌仏会(かんぶつえ)」とも呼ばれる理由がここにあります。
仙台教会でも4月8日に盛大に釈尊のお誕生をお祝いする式典が開催されました。式典では、仙台教会少年部、学生部、青年部よるご供養、奉献、お稚児さんによる「讃嘆文奏上ならびに行進」等が行われました。
式典の中で近藤雅則教会長は、釈尊が生誕直後、四方に7歩ずつ歩み「天上天下 唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)」と言われた故事にならい、
「私たち一人ひとり、宇宙に存在するすべてのものは、仏の〈いのち〉を具えた尊い存在です。そのかけがえのない〈いのち〉を頂いた有り難さをしっかりとかみしめ、お釈迦さまの教えをもとに、お互いが仲良く、〈いのち〉を尊重しあえる私たちになりましょう」
という主旨の言葉を述べ、仙台教会「伊達太鼓」の勇壮な奉祝演奏によって無事に閉会されました。