あおばの会 講演会「支え合う心が地域を変える」新井 純氏(NPO法人 仙台支え愛サポートセンター理事)
- 2017/10/20
- 教会からのおしらせ
10月15日(日)、仙台教会「あおばの会」主催による講演会が開催されました。当日は仙台教会道場に500名が参加し、NPO法人 仙台支え愛サポートセンター理事である新井 純氏から約1時間にわたるご講演を頂きました。
仙台支え愛サポートセンターは、非営利の活動として、
①地域支え愛事業
②食育・健康促進事業
③ボランティア交流事業
などの事業を展開し、主として①の地域支え愛事業に力を入れている団体です。
今回、ご講演を頂いた新井さんは、その設立者の一人として活動されており、講演の中で次のようにお話をくださいました。
この「地域支え愛事業」は、「NPO法人 ふじみ野明るい社会づくりの会」(埼玉県ふじみ野市)のノウハウを頂き、私の地元の地区から取り組みを開始しました。3年前にNPO法人明るい社会づくり運動(東京都中野区)が主催した勉強会でこの活動を知り、大変感銘を受け、仙台でもぜひとも取り組んでみたいと思ったのがきっかけです。
活動資金0円からのスタートでしたが、この仙台教会のホームページにも登場していらっしゃる公益社団法人「日本駆け込み寺」代表の玄 秀盛先生から、「あなたの情熱が資本金!!情熱があれば必ず人もお金も後からついてくる!!」といった励ましのお言葉も頂き、「NPO法人 仙台支え愛サポートセンター」を設立させて頂きました。
私どもの活動は、高齢者やお身体が不自由な方、あるいは子育て中の方などが抱えている困り事(庭の手入れ、窓ふき、照明器具の交換等)を、地域の元気なお年寄りや主婦を始めとした地域のボランティアが支え合います。
サービス利用者は、「仙台支え愛」が発行する1時間300円の利用券を購入します。ボランティアには、クオカードなど地域の商店等で利用できる商品券を謝礼としてお渡しします。1時間当たり250円分の謝礼とし、2時間で500円の商品券を謝礼として贈呈します。差額の1時間当たり50円は「仙台支え愛」が事務手数料として頂きます。
年金暮らしの方でも頼みやすい金額でサービスが受けられ、ボランティアには些少ですが謝礼をお渡しすることで持続可能な活動にしていきたいと思います。
この取り組みにより、身の回りの困り事が解消されるだけでなく、支える側は体を動かすことによって健康増進が図られ、他人への思いやりの心、感謝の心も生まれます。
私たちの「仙台支え愛」は、そうした健康で明るく思いやりのある地域・社会の広がりを目指しています。(要旨)
私たちが地域社会で貢献していくためには、まず「情熱」、そして「アイデア」、「継続」といったことの大切さを教えて頂いた、たいへん有意義なご講演となりました。
NPO法人仙台支え愛サポートセンター
http://sendaisasaeai.wixsite.com/sasaeai
〒980-0811 仙台市青葉区一番町4-1-3 仙台市市民活動サポートセンター内 LC38
TEL:090-8786-3301
FAX:022-268-4042
仙台教会「あおばの会」とは
あおばの会は、今日的な社会的課題や仙台教会を取り巻く諸課題に対して、宮城県内の学識経験者を中心とする有識者、地域社会で貢献活動をされている方々にお集まり頂き、対話・交流を深め、熟議を重ね、叡智を結集して、心豊かで住みよい平和社会の構築と実現に資することを目的としています。