今年のカレンダーも残すところ2枚となりました。11月は「開祖さま生誕会」の月。開祖さまがお生まれになって一世紀を優に超え、またご入寂から四分の一世紀です。大きな時間の流れを実感します。
そして、いよいよ「仙台教会発足65周年記念式典」です。そろそろ皆さまのところに、ご招待状と記念のお品が届けられること存じます。式典当日は、各拠点を中継し、『即是道場』一人ひとりが生かされている所で共に65周年を迎えた喜びを皆さまと共に実感したいと思っています。何時でもどんな時も私たちの思いを受け取り、見守ってくださってきた仙台教会のご本尊さまと出会ってください。年内中にご参拝ください。お持ちしております。
本年、会長先生から頂戴した私たちの信行方針をお示しくださり「人間が進歩向上する一番大切なことは敬う心を発達させることであり、恥を知ることである」(安岡正篤師)の言葉の引用を通して、偉大なるものに近づきたいと願う心は、信仰をもつ者だけではなく、すべての人にとって大切なことで、また人間同士が敬いあうことは社会を平和にしていく根本であるからです、と教えてくださいました。
この敬う心を発達させるは、自分を敬うことができない人は、人を敬うことが出来ないと言われるように、自分自身を敬うことはとても難しいことです。敬する心を育てるとなると、キュッと心が固くなり、また何やら「上」の方にばかり目や意識が行きがちです。そこで、敬う心は日々の生活のなかでこそ育つと教えて頂きました。自分と横並びの人や年齢が若く経験が自分より浅い人も、夫婦や友人関係でも同様。大事なことは、相手の個性を認めてその長所・美点に感応し、称え、見習うことであって、それが自他の敬う心を育てるのです。う~ん、やはりそうか。ガッテン、ガッテン。
だから私たちは、ニンベンニマジワル(佼)。すべての出会いは心の栄養となり、敬する心が育つのですね。老若男女、みんな違うから楽しい。皆が助け合い、互いの特技・長所を称え合う姿は、キラキラと光、皆が輝きました。
それが、みんな集まれ~『地域感謝祭』。
本当に楽しく、有難い出会いでした。ありがとうございます。
11月は、私自身にとって今年一年の収穫感謝祭です。思う存分、身も心も起こさしめ、表していきたいと思います。
そして、その一方で起こる心、あるいはそのプロセスに起こる「恥じる心」をジックリ観察してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
つなげよう感謝のバトン~ありがとうを伝えよう
立正佼成会仙台教会
教会長 岩間由記子