本年次も第2期として開塾された立正佼成会仙台教会「市民社会のためのリーダー養成塾」の第2回目(年4回)が、6月29日(土)、30日(日)に仙台市太白区秋保町(秋保リゾートホテルクレセント)で開かれました。
今年の塾生は11名。20代から60代の会社員、企業経営者、地域の民生委員、児童委員、ボランティア活動者、主婦、そして本会職員といった人たちです。
第2回の講義、講師は以下の通りです。
◇市民自らによる「よりよき社会づくり」の心と実践
講師:青木淳子(NPO法人「仙台夜まわりグループ」事務局次長)
◇困難を乗り越えていく力とは?
講師:小宮位之(NPO法人「八王子つばめ塾」理事長)
◇世のため、人のために、私たちができること
講師:新井純(NPO法人「仙台支え愛サポートセンター」代表理事)
また、昨年度の本塾第1期生を代表しての実践報告として、
◇実践報告:「家庭教育の地域社会への普及」
報告者:熊谷瑞穂
講義は、最初に講師の先生からテーマにそった基調となるご講義を受け、その後、講師を囲んでの質疑応答、そして塾生同士による「グループシェアリング」といった流れで進みます。
青木淳子講師からは、ホームレスの方々に心から寄り添い、仙台市のホームレス支援の礎を築いてこられた体験をもとに、始まりとなったきっかけ、情熱と継続の大切さ、そして市民一人一人の役割とネットワークづくりの要点を学びました。
小宮位之講師からは、「創意」「熱意」「誠意」があれば何事も必ず成就するという信念のもと、時代の先駆け、パイオニアとなった「無料学習塾 八王子つばめ塾」開塾前後の体験を通して、その心を学びました。
新井純講師からは、「あなたの情熱が資本金!」という玄秀盛氏(公益財団法人「日本駆け込み寺」代表)からの叱咤激励のもと、“社会に自ら貢献する”という夢を、すべてゼロから実現していったその軌跡と実践を学びました。
昨年の卒塾生の一人である熊谷瑞穂さんからは、「子どもに学ぶ家庭教育」をテーマに、人間性が育つ親子のふれあいをめざして、自らの家屋を提供して立ち上げた「家庭教育 ひだまりの会」の活動報告が行われました。
2日目(25日)の午後、塾生による感想発表の後、東北大学名誉教授 齋藤忠夫氏(農学博士、本塾特別講師)より全体を通しての「ご講評」を頂き、最後に塾長 近藤雅則(仙台教会長)からの「まとめの言葉」によって閉塾されました。
第3回は8月24日(土)、25日(日)に、日本三稲荷の一つである竹駒神社(岩沼市)、そして社会福祉法人 臥牛三敬会「虹の園」(角田市)等の施設を中心に開塾されます。
仙台教会「市民社会のためのリーダー養成塾」とは
「市民社会のためのリーダー養成塾」は、現代社会における市民社会からの要請に応えるべく、立正佼成会の庭野日敬開祖が提唱した『法華経』の真精神に基づく、“地域社会における平和活動の実践”をより力強く展開していくことのできる「人財」(=地域社会においてかけがえのない人材)を養成していくための学舎です。