本年次も第2期として開塾された立正佼成会仙台教会「市民社会のためのリーダー養成塾」(年4回)の第3回目が、8月24日(土)、25日(日)の両日にわたり、日本三稲荷の一つとして知られる「竹駒神社」(宮城県岩沼市)、ならび「協創塾」、「臥牛三敬会 虹の園」(いずれも宮城県角田市)にて開塾されました。
仙台教会長である近藤雅則塾長のもと、塾生は11名。塾生の内訳は20代から60代の会社員、企業経営者、地域の民生委員、児童委員、ボランティア活動者、主婦、そして本会職員といった人たちです。
第3回のテーマは「日本の心と地域創生」。
私たちが生まれ、育ってきた日本の伝統、文化を学び、そしてその心をもって地域の創生ために“まず私”が歩んでいく・・・そんな願いが込められてのテーマです。
また今回は、第1期の卒塾生で自宅を開放して「子ども食堂」に取り組む、橋浦千佳さんが「実践報告」を行ないました。
第3回の講義、講演、そして講師は以下の通りです。
【講 義】
1.日本人が培ってきた大切な心 講師:村田守広(竹駒神社宮司)
2.生と死の尊厳を見つめてー臨床宗教師の立場から- 講師:谷山洋三(東北大学大学院准教授、専門は臨床死生学)
【講 演】
1.町おこしに向けて私が歩む道 講師:佐藤正友(宮城県森林組合連合会代表理事会長)
2.社会福祉のための私たちの取り組み 講師:湯村利憲(社会福祉法人 臥牛三敬会理事長)
*実践報告:「子ども食堂の立ち上げとその運営」 報告者:橋浦千佳
塾生一人ひとりが、講師さんのご人格、ご講義、ご講演、そしてグループワーク等を通じて、《自ら発心(ほっしん)して地域社会や自らの職場のためにお役に立ちたい》。そんな思い、願いを強くして第3回も無事に終了いたしました。
なお、本年次の最終回となる第4回は、10月19日(土)、20日(日)に立正佼成会本部(東京都杉並区)にて行われます。

開塾にあたり竹駒神社さま拝殿にて正式参拝を行ないました。

第1日目の会場となった竹駒神社さま社務所での「開塾式」。

竹駒神社宮司でいらっしゃいます村田守広師より日本人の心、文化、伝統について学びました。

東北大学大学院准教授の谷山洋三先生より「日本人の死生観」を中心に学ばせて頂きました。

難解なテーマである「日本人の死生観」について、懇切丁寧に、分かりやすくご講義くださる谷山先生。

塾生たちの真剣なグループシェアリング。

佐藤正友先生より直々に、町おこしの一つである「ブルーベリーの栽培」について教えて頂きました。

佐藤正友先生が私財を投じて、青少年育成と町おこしのために建てられた「協創塾」にてご講義を頂きました。

佐藤正友先生(向って左)を囲んでのグループシェアリング。

角田市の町おこしとして始められた「田んぼアート」を見学。今年は羽生結弦選手が描かれ、すでに全国から4万人のファンや観光客が訪れています。

お身体に障がいを持たれている方々への就労支援施設である「臥牛三敬会 虹の園」。湯村利憲理事長さまより、その理念と実践についてご講演頂きました。

閉塾式にて、自らの学びとして《まず自らが発心して、一歩を踏み出すことの大切さ》を話す近藤雅則塾長。

「臥牛三敬会 虹の園」さま玄関にて記念撮影。(湯村利憲先生、最前列向かって左側)