🍚 一食地域貢献プロジェクト2019贈呈式を開催しました
- 2019/12/1
- 平和を創る
令和元年12月1日㈰「一食地域貢献プロジェクト2019贈呈式」を開催しました。
一食地域貢献プロジェクトは、困難な状況に直面している方々に寄り添い、支えていこうという志などで活動を展開している団体に、一食を捧げる運動で頂いた浄財の一部を支援させて頂くというプロジェクトです。仙台教会ではこれまで2015年から昨年まで毎年一団体ずつ支援させて頂いて参りました。
今年は、「特定非営利活動法人 World Open Heart」さんに、一食の浄財を支援させて頂くこととなりました。
「World Open Heart」さんは、日本初、現在でも2団体しかない加害者家族の支援団体で、約10年の支援実績があり、近年では年間約300件の相談を加害者家族の方々から受けておられます。社会の偏見から生じる苦難の中にいて、あらゆる支援の網の目からこぼれていた加害者家族の方を支援されています。
贈呈式には「特定非営利活動法人 World Open Heart」理事長の阿部恭子氏と副理事長の関孝ヱ氏にご臨席賜り、プロジェクト委員である阿部好伸渉外部長より目録(贈呈金額20万円)が贈呈されました。
その後、阿部代表から「World Open Heart」の活動についてご講演頂きました。その中で、加害者家族が周囲からの非難によって、転居を余儀なくされるなどの境遇に陥り、とりわけ罪のない子どもがとても辛い思いをする事例を教えていただき、聴衆一同胸が締め付けられました。そして何より、これは決して他人事ではなく、交通事故など、誰もが今日、突然、加害者家族になる可能性があることを教えていただきました。普段あまり意識することのない人権や偏見といった問題を考える機会を頂きました。