「仙台教会 復興親子団参」が本部大聖堂で行われました。
- 2017/7/31
- 教会からのおしらせ
東日本大震災から6年目を迎えた今年、「復興親子団参」(主催:立正佼成会仙台教会)が、〈東日本大震災 七回忌慰霊・復興祈願供養〉をサブタイトルに、そして〈~ 絆 ~ 生かされているいのちに感謝 共につなげよう未来へ〉をテーマに、7月29日(土)、30日(日)の両日にわたって、立正佼成会本部「大聖堂」にて挙行されました。
震災の被害を受けた方やそのご家族、一般会員、さらには次代を担う青少年を中心に、約1500名が参加し、犠牲となられた御霊の安からんことを祈念し、また物心共にさらなる復興を祈願し、参加者一人一人が復興に向けての決意を新たにしました。
30日の式典では、「読経供養」に続き、少年、婦人、壮年、一般それぞれの代表5人が、自らの震災体験を発表し、その後、庭野統弘(にわのむねひろ)本会学林学長の講話を頂きました。
庭野学長は、その講話の中で、
「仏さまは、私たちすべての人のことを〈菩薩〉として見ていてくださっています。〈菩薩〉とは、自分は後回しにしても、まず人さまという崇高な心を持って生きている人のことをいいます。皆さまの中には自分はそんな人間じゃない、そんな崇高な心はないと思われていれる方もいらっしゃるかもしれませんが、仏さまは私たちすべての人間を、〈仏の子〉であり、〈菩薩〉としてみてくださっているです。
自らが〈菩薩〉であるならば、〈菩薩〉の名に恥じない生き方ができるようになります。と同時に、私たちは一人では菩薩道は歩めません。そこに立正佼成会の仲間=サンガの有り難さがあるのです」(要旨)
とのお言葉をくださり、その後、宮城県知事 村井嘉浩氏からのメッセ―ジの披露、仙台教会 近藤雅則教会長の謝辞があり、無事、閉式されました。
「七回忌」の復興親子団参にあたり
東日本大震災から六年の歳月が過ぎ、今年は七回忌にあたります。ものの面での復興は随分進んできました。しかし、未だに不自由な生活に苦しみ、心の痛手を抱え続けている人もたくさんいるのが現実です。
一方、別の見方をするならば、この六年間は被災された人々、それを支え続けてきた多くの人々の懸命に生きてきた記録でもあると感じます。私たちは、千年に一度という大震災に負けず、復興に立ち向かう偉大な力を持っていたのです。そして、共に支えあう人間同士の強力な絆を持っていたのです。
これからも悔いのない本気の人生を歩んでいくことが、真の慰霊供養だと信じています。みなさん、これからも、自分が持っている尊く偉大な「いのち」を自覚し、力強く生きて参りましょう。合掌
教会長 近藤雅則
(当日配布「パンフレット」より)