💎 庭野日敬開祖「一日一言」~毎日のことば~(令和6年1月)

2021-23

明けましておめでとうございます。新年も庭野開祖の珠玉のおことばを、毎月「一日一言」と題して、1つずつご紹介していきます。今月は「信行実践」がテーマです。

【1月31日 この世の中でいちばん大事なもの】
「タンポポが一輪咲きました。根のお陰です。葉のお陰です」という、どなたかの詩の一節があります。とかく私たちは、タンポポの花だけに気をとられて、その花が、根のお陰、葉のお陰で咲いていることに気づかずにいることが多いのですね。それと同じで、お互いさま、ご主人のお陰、奥さんのお陰、親のお陰、子どものお陰、まわりのみなさんのお陰を、ごくあたりまえのことのように思い、見過ごしてはいないでしょうか。この世の中でいちばん大事なものは、よほど心の眼を見開いていないと見えてこないのです。(『開祖随感』9巻より)

【1月30日 口に妙法を呼び奉る】
「口に妙法を呼び奉れば、わが身の仏性も呼ばれて必ず顕われ給う」と日蓮聖人は教えられました。法華経には、仏さまの願い、諸菩薩の願い、そして数知れぬ人びとの願いが込められています。その経典を毎日、朝夕に読誦する行によって自分が次第に浄化されていくと、「困った人だ」と見ていた人が、その奥にけがれのない心を持っているのが見えてきて、それに気づかずにいる不愍(ふびん)さに胸が痛んできます。(『開祖随感』9巻より)

【1月29日 諸行無常】
「諸行無常」とは、どんなものも、どんなことも同じ姿でいるものはなく、刻々と変化し続けるという真理です。それなのにどうして絶対にもう変わりっこない人がいるように見えるのかというと、こちらの対し方が変わらないからなのです。(『開祖随感』9巻より)

【1月28日 実行できるように】
 仏教の教えは、難しい理論として説くのでなく、だれにも分かるように説くことがいちばん大事です。分かりやすくというのは、毎日の生活の中でだれもが実際に実行できるように説いてあげることです。それを聞いて、教えられたとおりに実行してこそ、教えのすばらしさが体験としてつかめます。(『開祖随感』9巻より)

【1月27日 協力者を得る心】
 いくら自分の意見を通してみたところで、一人の力でできることには限りがあります。自分と一つ心になって協力してくださる人材を、どれだけ得られるか。大事なのは、そこです。「みなさんが菩薩の行をなさる方だ」と拝む心になると、こっちの我など張る必要は、まったくなくなるのです。相手に合わせる気持ちになれば、相手も必ずあゆみ寄ってくれます。心と心は必ず通じ合うものなのです。(『開祖随感』9巻より)

【1月26日 総願と別願】
 仏教では、総願と別願の大切さを教えています。総願とは、なんのために人は生きるのかという大目的です。別願とは、その人、その時の願いともいえましょう。(中略)
 自分の人生の目標をしっかりつかむと、人は行動が変わってきます。それによって性格も変わってきて、偉大なエネルギーが噴出してくるのです。(『開祖随感』9巻より)

【1月25日 リーダーの志、理念】
 たとえば、家庭ならば夫と妻で立場の違いがあります。会社ならば、上司と部下で立場が違い、役割の違いがあって、一人ひとり考え方の基盤が違っています。ですから、それぞれに見方や考え方が違ってきて、むしろ当然なのです。そのそれぞれの違いと特徴を生かしながら、一つの大きな秩序をつくりだしていくのには、リーダーの志、信念がなくてはできません。(『開祖随感』9巻より)

【1月24日 心から信じられる人】
 心から信じられる人を一人でも持つことができたら、その人生は成功だったといえるのではないでしょうか。信仰はそのためのものだ、といってもいいと思うのです。(『開祖随感』9巻より)

【1月23日 すぐれたリーダー】
 私はこれまで数えきれないほどのたくさんの人にお会いしてきましたが、初めからまったくやる気がないというような人はいない、と言いきっていいと思うのです。
 もし、やる気をなくしている人がいたとしたら、何かでやる気が抑えつけられてしまっているのです。すぐれたリーダーとは、どうしたらみんながやる気になるか、そこを具体的にアドバイスしてあげられる人だ、といっていいでしょう。(『開祖随感』9巻より)

【1月22日 お陰さま】
 この「お陰さま」というのは日本語独特の美しい言葉ですね。日本国語大辞典には、第一義に「神仏のご加護」とあり、第二義に「人から受けた力添えや恵み」とありますが、その「力添えや恵み」にしても、はっきりした特定の対象だけでなく、漠然と世間すべての存在を指しているところが、言いようもなく尊いんです。(『躍進』1991年3月号より)

【1月21日 観音さま】
 観音さまは、あるときは仏の形をとり、あるときは師の形をとり、あるときは普通の隣人として現れ、あるときは婦人の姿となり、あるときは童子の姿となるというように、気軽に、労をいとわず、どこにでも現れて、現実の救いの手を差しのべてくださり、それとなく教化してくださる。気どることもない。威張ることもない。難しいことも言わない。ただ母親のように優しく、温かく「おお、よし、よし」と抱きとってくださる。そうした親しみに満ちたお方。懐かしくてたまらなくなるお方。それが観世音菩薩さまです。
 われわれ立正佼成会会員は、みんなそうした観世音菩薩のような人にならなければならないんです。(『躍進』1990年3月号より)

【1月20日 最善を尽くす】
 結果はおまかせしてしまって、自分の最善を尽くそうと心が決まると、自分では考えてもみなかったような結果がいただけるのです。(『開祖随感』9巻より)

【1月19日 待つ心】
 人を育てるのにいちばん大事なのは、「待つ心」ではないかと思います。人が自分の欠点や癖を直すのは、そう簡単なことではありません。(中略)
 たとえば、右の棚の物を左の棚に移すだけのような簡単にみえることであっても、長い間に身についたその人のやり方や癖は、なかなか抜けません。何度も失敗を繰り返しながら、次第に改まっていくものです。それを見守り、待ってあげる心の広さ、温かさを持たないと、人は育たないのです。(『開祖随感』9巻より)

【1月18日 本当の目覚め】
 人を本当に目覚めさせるのは、言葉だけにかぎりません。自分がどれだけ相手のことを思っているか、心配しているか、その思いが伝われば、相手は心を揺さぶられます。(『開祖随感』9巻より)

【1月17日 子どもの安心】
 子どもにとっていちばん大事なのは、外から帰ってホッとできるぬくもりのある家庭です。その家庭のぬくもりは、お父さんとお母さんの夫婦仲のむつまじさがあってこそ生まれてくるのですね。(『開祖随感』9巻より)

【1月16日 三世を生きる】
 私たちのいのちは、いまのこの世だけのものではなく、過去・現在・未来の三世に連なるものであることを、仏教は教えています。だからこそ、現在を精いっぱい生きることが大事なのです。それによって、過去も生かされ、また、その現在の生き方によって、未来の安泰も約束されるのです。(『開祖随感』9巻より)

【1月15日 お手配】
 現在のわれわれは仏さまのお声を直接聞くことはできません。しかし、人の説法を聞いたり、いい本を読んだり、他の人の行いなどを見ていて、「なるほど、そうか」と気づくものがあって、それが生き方の方向転換になることはしばしばありますね。また、自分自身、これまでたどってきた道を振り返ってみて「これでいいのか」と気づいて、よりよい生き方を模索することもあります。
 信仰をしていくうえでは、そういう「気づき」が大切なんですよ。それが仏さまの「お手配」にほかならないんです。(『躍進』1991年3月号より)

【1月14日 させていただく】
 人さまに法を伝えたり、日常のいろいろなことをしてさしあげるときなどは、相手より一段高い立場に立って「してやる」という高ぶった気持になりがちですが、そうではなく一歩下がって、「仏さまのお力によってさせていただく」と考えるのが仏教者の姿勢というものです。(『躍進』1991年3月号より)

【1月13日 「相性」とは】
 相性というのも、ただ性格が合う合わないではなく、お互いに、そばにいるだけで十の力が十二にも十五にもなるという関係のことです。相手を本当に分かってあげようと努力すると、互いにそういう相棒になれるのです。(『開祖随感』9巻より)

【1月12日 手ごたえ】
 人は手ごたえを求めずには生きられない存在です。今日はこれだけ成長できた、この人と心が通い合った、人さまのお役に立てた、といった満足感が、人が生きていることの手ごたえです。(『開祖随感』9巻より)

【1月11日 観音さまのように】
 法華経には、三十三身を現じてどんな人も救わずにおかない観世音菩薩が登場しますが、その名の「観世音」とは、相手の心、相手の願いを見通すという意味です。「私は口下手でお上手を言えないから」とあきらめている人がいますが、「愛語」とは、多くを話すより聞くことを多くすることといってもいいでしょう。だれの、どんな話にも親身になって耳を傾けられるようになったら、だれからも好かれる人になります。(『開祖随感』9巻より)

【1月10日 夫婦は同じ目標をめざして】
 夫婦は向き合うのではなく、二人並んで同じ目標をめざしてあゆみを続けることが大切だといいます。
 日蓮聖人は「女房と酒うち飲んでなで御不足あるべき」とおっしゃっておられますが、夫婦そろって一緒にご法を学び、どうしたら困っている人のお役に立てるだろうかと、一献酌み交わしながら話し合えるようになれたら、どんなにか一日一日が楽しく、充実した日々になることでしょう。(『開祖随感』9巻より)

【1月9日 人の喜びを喜べる人】
 人は自分では気づかずに人のアラを探す虫眼鏡を持ち歩いているといいます。自分よりかなりすぐれた人を見ても、「まあ、私と同じくらいかな」としか見えない。自分と同じ程度の人は、はるかに下のように見えてしまうわけです。
 人の喜びをどれだけ喜べるかが、自己中心をどれだけ克服できているかのバロメーターになるのではないでしょうか。(『開祖随感』9巻より)

【1月8日 お手本の大切さ】
 子どもは親の真似をして大人になりますね。弟子はお師匠さんをそっくり見習って一人前になっていくわけです。みなさんも、「あの人のようになりたい」と思うお手本があったら、そっくりその人の真似をしていれば、いつのまにかそうなってしまうのです。(『開祖随感』9巻より)

【1月7日 大歓喜を生じて】
 「大歓喜を生じて 自ら当(まさ)に作仏(さぶつ)すべしと知れ」という言葉が『法華経』の「方便品」にあります。腹の底から揺さぶり動かされるような感動を覚えると、人は百八十度変わってしまうのです。その感動というのは、人と人の心が本当に通い合ったときに生れます。(『開祖随感』9巻より)

【1月6日 何かを学び取る】
 人の言うことには、ついケチをつけたくなったり、気に入らないことだとそっぽを向きたくなってしまうものなのですが、そこで感情に流されてしまうか、そこから何かを学び取ろうと努力するか、その違いで、その人の人生がまるで違ったものになってしまいます。(『開祖随感』9巻より)

【1月5日 一日の重さ】
 「人生別離に足る」という漢詩の一節を、「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」と作家の井伏鱒二さんが名訳されていますが、今日のこの一日とっは今日でお別れしなければなりません。それが「諸行無常」です。だからこそ、そのかけがえのない一日を最高に生きようという積極的な生き方が、法華経の生き方だといってもいいでしょう。
 一年の出発にあたって、お互いさまに今日という一日の大切さを、かみしめ直そうではありませんか。(『開祖随感』9巻より)

【1月4日 リーダー自身が夢を】
 社会や会社が突き当たる困難はさまざまですが、その大もとは人の心にありまう。人びとを導くリーダーは、そこのところをしっかりと見すえなくてはなりません。そして、この苦境を乗り越えることができれば、必ず目の前に宝の山が出現するのだと、その姿を具体的に描いて見せて、みんなに希望を持たせ、心を奮い立たせることが大事なのです。
 リーダー自身が夢を持っていなくては、人はついてきてくれません。(『開祖随感』11巻より)

【1月3日 ほほえみも菩薩行】
 『法華経』の「提婆達多品」には、八歳の龍女が即時に成仏するさまが説かれています。みなさんもよくご存知だと思いますが、その龍女の成仏の道は、清らかな顔にいつもほほえみを絶やさず、だれにも思いやりの言葉をかける行にあったと説かれています。
 いつも人さまにほほえみをもって接するのも、立派な菩薩行なのです。自分ではどんなに修行しているつもりでいても、人に嫌な思いをさせて平気でいるようでは、信仰者とはいえません。(『開祖随感』11巻より)

【1月2日 奇跡が起こったように】
 新年を迎えると、だれしも「今年こそ心機一転して」と、一念発起します。そして、その気になれば心は簡単に変えられるもののように、みなさんが考えるのですが、それがそう簡単ではないのです。(中略)
 がんばろうという心と、怠けたいという心が、だれにも半分半分あって、それが四分六分で怠け心が勝つと、いつも怠け心に引きずられてしまうのですが、それが六分四分と、ほんのちょっと変わっただけで、奇跡が起こったように人間が変わってしまいます。(『開祖随感』11巻より)

【1月1日 生かされている自覚】
 みなさま、明けましておめでとうございます。(中略)
 人は二度誕生すると言います。一度目の誕生は、言うまでもなく両親から命をいただいて、この世に生まれてきたときです。そして、ご法に遇(あ)い得て、大いなるいのちに生かされ、自ら志願してこの世に生まれてきた自分であることに目覚める。これが第二の誕生です。
 この誕生で、人は永遠のいのちを得るのです。それがどれほどありがたいことか、年頭にあたって、もういちど心に刻み直したいものです。(『開祖随感』11巻より)

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2024 大聖堂にて

2024年「元朝」 本部大聖堂(東京都杉並区)より

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