仏さまを描いてみよう!!〜癒しの仏画教室〜第5回「馬頭観音」

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 今回は、馬頭観音さまを描いてみましょう。
 ヒンドゥー教の最高神・ビシュヌが馬の頭に変化したという神話を起源としています。「六観音」の一つですが、他の観音さまが女性的で、微笑みを浮かべている表情であるのに対し、馬頭観音さまは憤怒(ふんぬ=怒り)の形相で表され、馬頭明王と呼ばれることもあります。
 家畜の安全と健康を祈ったり、旅の道中を守る観音さまとして信仰され、道端に石の馬頭観音像が昔から祀られてきています。
 馬頭観音さまの基本的な形としては、まずお顔は怒りの形相がそのほとんどですが、今回は童男・童女を意識した可愛いお顔で描いてみました。頭の上には馬の顔を冠のように乗せ、3面や4面のお顔に2本の腕や8本の腕などさまざまな姿がありますが、頭の上に馬の顔をお乗せすることを基本としていれば、自分が描きたいイメージでいいかと思います。
 また、手の指は人差し指と薬指を伸ばして中指を折る「馬口印」(ばこういん)を結んでいます。手には煩悩を打ち砕く剣や斧、棒を持っている姿が多いです。
 今回は、観音さまを描かせて頂いた後、心に浮かんだ文字も書いてみました。絵は墨で輪郭を描き、水彩画で色彩しています。

【御真言:オン・アミリトドバン・ウン・パッタ・ソワカ】

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