10月15日(日)、仙台あおばの会「第二回交流会」が開催されました。今回は「仙台一食地域貢献プロジェクト2023」の贈呈式を併催しました。
今年、寄付をさせていただいた二つの団体より、NPO法人フードバンク仙台の川久保理事と、NPO法人まきばフリースクールの武田理事長をお招きして、活動にかける思いや、詳しい内容を教えていただきました。
後半は、近藤教会長を交えて「一人じゃない!共に活かし合う社会へ」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。
フードバンク仙台の川久保理事からは、食べるものに困るほど困窮しているのに、行政や支援団体に相談しない。支援を受けることをためらう方々が多いことを教えていただき、社会の中で人が孤立し、助けを求めづらい世の中になっていることを認識しました。
まきばフリースクールの武田理事長からは、幼児から高齢者まで受け入れ、自然や動物とともに心の居場所を守ってきた活動を通し、お互いが痛みや苦しみを共有してわかり合えたとき、それまでの苦しみや生きづらさが価値に変わり、誰かのために役に立ちたいとの生きがいに変化していった事例を教えていただきました。
また、両団体ともに、以前にサポートした人が、団体のスタッフとして活動の担い手となっている事例を紹介され、「支援する」「支援される」という枠を超えて、色々な境遇の人たちが繋がり、補完しあいながら、共にコミュニティーを築いていく理想的な社会のあり方を共有いたしました。
今回、メディアでは大きく報道されない貴重なお話も教えていただきましたが、私たち一人ひとりが、自分事として考えて、行動に繋げることが大切であると受けとめました。川久保さん、武田さん、誠にありがとうございました。
「仙台あおばの会」