6月(水無月)を迎えました。令和6年の折り返しとなりました。ついこの間まで教会の駐車場のツツジが満開でした~。フト気が付いたら、青々とした葉っぱが森盛(モリモリ)状態です。いつの間にか景色が変わっていました。(そんなことはない!)
さて、6月号の会長先生ご法話のタイトル「心やす(安)らかに、おだ(穏)やかに生きる」は、まさに私の人生のタイトル(帯)・目標・ゴール「こんなふうに生きられたら。」です。会長先生がご紹介くださった谷川俊太郎さんの詩「おだやかに」は、青葉が雨に洗われて、ひときわ目に映えるような晴れやかな気持ちになりました。
おだやかに
追い求めると/楽しみには哀しみしか残らない/甘えると/苦しみはいつまでもうずく
失うもののないこころには/喜びが流れこんでくる
怒りが閉ざす/こころを閉ざす/うぬぼれがしばる/こころをしばる
おだやかであれ こころよ/のびやかに しなやかに はれやかに
(『すこやかに おだやかに しなやかに』佼成出版社)
このように生きられたら、心はいつもすっきりと晴れやかで、安穏です。とらわれも憂いも煩いもない安らかな日々をおくることができるに違いありません。
私たちを安穏の境地に運ぶのは「精進」と教えて頂きました。では、その精進とは?
「このように生きたい」「こうありたい」との「志」によって、人それぞれの精進があると、教えて頂きました。以前、「志」とは、十(じゅう)たくさんの向上を願う心を一つに集めて~と、伺ったことがありました。
・自分の役割を果たそうと健康管理に努めることも布施(身施)♡⇒ 精進 ⇒ 悦びと安らぎ
・なるべく迷惑をかけないように慎み深くあること ♡⇒ 精進 ⇒ 悦びと安らぎ
・仕事はもちろん、日常の家事~炊事や洗濯、子育て ♡⇒ 精進 ⇒ 悦びと安らぎ
つまり私自身が向上を願いつつ、その志にしたがって一日一日を精一杯やってみよう。そうして進むところに、悦びと安らぎがあると導いて頂きました。そして、ときに心が晴れない時は、少し雨宿り「雨の日には/雨の日の生き方がある」。一つ止まって新たな一手(方法)の発見を!
水無月(皆好き)は、「おだやかな好日」&「仏作仏行」をやってみよう。
今月も元気に参りましょう。
合 掌
令和六年六月一日
立正佼成会仙台教会
教会長 岩間由記子