「絶対肯定とは・・・否定も肯定する?」 教会長 近藤雅則(平成29年3月)

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 機関誌『佼成』3月号の庭野日鑛会長の法話は「肯定的か、否定的か」というテーマでした。この中で、深く心に響いたのは次の言葉です。

☆ものごとを多面的に見ると、どれほどつらく苦しいことのなかにも、必ず「有り難い」と思える要素が見出せます。
☆どれほどつらいことも人生を豊かにする賜わりものであり、すべては肯定すべき感謝の対象にほかならないのです。
☆ものごとを肯定して見るとは、大らかに楽々と生きるということです。

 今月は、会長先生ご自身の体の痛みを通じて、「病気や怪我はつらく、ときには理不尽に思えるものです。しかし、それを肯定的に受けとめれば、その瞬間からいま・ここの苦しみや悲しみが和らぐばかりか、のちの人生の充実につながるエネルギーが蓄えられる」と説かれ、肯定的受けとめ方の大切さを教えてくださっています。

 この世の中は、すべて不自由で、自分の思い通りにならないことばかりである苦諦(くたい)。よって、私たちが思い通りにしたいと執着するほど苦が生じる集諦(しったい)=苦の生じる原因その苦を解決するには、ものごとを多面的に見ること、どれほどつらく苦しいことの中にも「有り難い」と思える要素を探すこと《道諦(どうたい)=苦の解決方法》。そうすれば、苦は消滅し大らかに楽々と生きることができる《滅諦(めったい)=苦の消滅した状態》という順序次第で読むこともできます。

 ところで、皆さんはものごとを肯定的に見るタイプですか?それとも否定的に見るタイプですか?
 たぶん、多くの方が、「否定的に見ることが多い」と答えられると想像します。否定的に見る傾向の人は、そんな自分自身を否定的に受けとめ、暗く落ち込んだり、自己嫌悪になったりしまうのではないでしょうか。しかし、会長先生は「肯定、肯定、絶対肯定」する意外に、受け止めようがないと言われています。とういうことは、否定的な受けとめ方も肯定的に受けとめていくということではないでしょうか。

 否定的な受けとめ方を肯定的に受けとめるとは、どういうことなのでしょうか?否定的(ネガティブな)言葉を肯定的(ポジティブ)に言い換えるための『ネガポ辞典』なるものがあります。それには、否定的(ネガティブ)は「①超ポジティブの原石=最初から前向きな人より、後ろ向きな人が前向きになったときこそ超ポジティブになれる」「②思慮深い=物事をきちんと考えている」と書いてありました。
 それ以外にも、私なりに「最悪の状況を考えて万全の備えをしている」とか、とか、「否定的な見方ってクールでカッコイイ」という言い換え方もあると思います。皆さんだったら、どのように言い換えますか。
 単純に読むと、「肯定的な見方が○」で、「否定的な見方は×」と考えてしまいますが、「否定的な見方も○」と見ることが、絶対肯定の見方だと思います。ですから、どんな受けとめ方であったとしても、それをどう生かしていくかが重要です。

 最後に、絶対肯定の受けとめ方を信仰的に表現するならば、すべての現象は「仏さまのおはからい」と受けとめることだと思います。都合のいいことも、よくないことも、すべて仏さまのはからい。つまり、いま私に起きている現象は、「①私にとって、偶然ではなく、起こるべきして起きていること(必然)。②私が今以上に幸福になるために必要があって生じていること(必要)。③私にとってこの現象がもっともふさわしい現象であること(ベスト)」と受けとめていくことが、絶対肯定の受けとめ方だと思います。そのように絶対肯定の受けとめ方をすることで、大らかに楽々と生きることができるのです。

合掌
平成29年3月1日
立正佼成会仙台教会
教会長 近藤雅則

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