第3回「市民社会のためのリーダー養成塾」が開催されました。
- 2018/8/17
- 地域で創る
仙台教会「市民社会のためのリーダー養成塾」(RKK Sendai School for Civil Society Leadership、塾長 近藤雅則)は、現代社会における市民社会からの要請に応えるべく、立正佼成会の庭野日敬開祖が提唱した『法華経』の真精神に基づく、“地域社会における平和活動の実践”をより力強く展開していくことのできる「人財」(=地域社会においてかけがえのない人材)を養成していくために開設されたものです。
その第3回(計4回で卒業)が、8月11日(土)、12日(日)の2日間、日本三稲荷の一つである竹駒神社さま(宮城県岩沼市)、臥牛三敬会「虹の園」さま(角田市)を中心に開塾されました。
主な講義、講演は以下の通りです。
○特別講義.《伝え継ぎたい「日本人のこころ」》 千葉博男さま(竹駒神社 名誉宮司)
○講義1.《日本人の「宗教心」とは》 藤田昌信さま(出羽三山神社 権禰宜)
○講演1.《町おこしに向けて私が歩む道》 佐藤正友さま(宮城県仙南中央森林組合 代表理事組合長)
○講演2.《社会福祉のための私たちの取り組み》 湯村利憲さま(社会福祉法人「臥牛三敬会」理事長)
○講義2.《市民参加による国際協力への提言》 武田 曉さま(財団法人 日本国際協力センター 元職員)
1日目は、竹駒神社宮司 村田守弘先生より「竹駒神社の歴史」についてお話を頂き、その後、名誉宮司でいらっしゃる千葉博男特別講師から日本人が育んできた自然や祖先を大切にする心情を中心に、次代に伝え継ぎたい「日本人のこころ」として「平和」の守ることの尊さ、そして親や先祖を敬う心の大切さを学びました。
また、出羽三山神社の藤田昌信講師からは出羽三山の歴史を通して、神道と仏教、そして修験道が習合し、今日にまで至る日本人の心の根源に流れる宗教心を教えて頂きました。
2日目は、角田市の市議会議長といった要職を歴任された佐藤正友先生が、地域社会のために私財を投じて建設された「協創塾」にお伺いし、今もなお一人の市民として角田市の《街おこし、地域おこし》のために身命を賭して行っている、「さくら祭り」、「ブルーベリー祭り」、「田んぼアート」などの取り組みについて、佐藤先生よりご講演を頂きました。
その後、社会福祉法人 臥牛三敬会「虹の園」で障害者支援として取り組んでいらっしゃる「紙すき」、「餃子づくり」、「パンづくり」といった施設を見学させて頂き、その後、理事長である湯村利憲先生から、その理念と行動、そして夢についてご講演を頂きました。
また、第3回のまとめの講義として、武田曉講師から、《私たち一般市民は、いかに国際協力に貢献していけるのか?その必要性と方策》について、武田講師の「海外青年協力隊」でのご体験をもとに講義を頂き、塾生一同、学びを深めました。
最終回となる第4回は10月に開塾されます。